Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

お城とダンジョン

◆ アイルランド自転車旅 ◆

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☆ 15日目の前半

いくつも寄り道をしながらゴールウェイを目指します。
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雨が上がってお天気。
朝は宿で朝食とコーヒー。
隣の席にいた4人組の人たちが手話で楽しそうに話をしていたの。
カタリはほんの少し日本の手話ができたから、一人が席を立ったところをつかまえて、手話を使って話しかけたの。みんな不思議そうな顔をしていたわ。だって、日本の手話と英語の手話では、日本語と英語のようにまるで違うんだもの。英語圏の人に日本語で話しかけるようなものだわ。
でもその中の一人がたまたま日本手話を少し知っていて、お話ができた。英語圏で手話で聾の方々とお話ができるなんて素敵じゃない? 私は、あんまりできないけど。
みんなで笑い合っていたんだけど、何を笑っていたのかカタリに聞いたら、彼らは冗談好きな人たちで、日本手話の「兄弟」が、英語圏でのとても下品なジェスチャーと同じだということを笑い合っていたんだって。男の人たちってこういう状況でもそういう話で笑い合うのね。
別れ際、私にも挨拶をしてくれた。出発の時もにぎやかに手を振って送ってくれたわ。


石灰岩の山々と広いヒースの土地
宿を出発するときにはおじいさんのバイクはもうなかったから、朝早く出発したみたい。今日はこの近辺を回って、またここに泊まるって言っていたわ。
リスドゥーンヴァルナからはしばらく下り道。石灰岩の丘陵地帯の向こうにはGalway湾が広がって、辺りは草原が続いています。素敵なところでした。
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☆New Town Castle
坂道を下ると東側と西側に台地のような石灰岩の山が長く延びています。起伏がなく、まるでシチュー皿をひっくり返したみたい。それもうんと長いお皿を。
西側の山の中腹に塔のようなお城が見えます。ニュータウンキャッスルというお城があるようなので、行ってみました。
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大きな塔のようなお城です。
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中に入ってみます。
ドキドキしますね。
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中には誰もいません。
でも、日常的に人が出入りしている気配があります。f:id:miraluna:20180122220420j:plain:w400
上の階では音楽のような音声のようなものが鳴っています。
あっ! ミラがいつもプログラミングに使っているやつだ。
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Arduinoというそうです。
「これで音楽や音声を制御しているんでしょうね」(ミラ談)とのことです。
つまりミュージアムのように公開しているお城なのかしら。

最上階まで行ってみたけれど、誰もいませんでした。
上の方の階にはこのお城の歴史を物語る写真がいくつも飾られていました。


☆ダンジョンへ
ニュータウンのお城がある西側とは反対の山、東側の山の中腹には洞窟があるそうです。
お城を出て、山のダンジョンへと向かいます。
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洞窟へ向かって山を登っていきます。
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☆洞窟内
アーウィー洞窟という洞窟です。
洞窟内は暗くひんやりとしています。
ケイブベアという洞窟に棲む熊がかつて暮らしていたということです。怖いですね。
奥へ奥へと進んでいきます。
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この辺りの山々は石灰を多く含む山のようで、山肌にもたくさんの石灰岩が見えていました。そのような山は雨水によって浸食されて、洞窟がたくさんできます。ここもその一つなのでしょう。あちらこちらに鍾乳石が見られました。
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水が滝のように流れ落ちている個所や、川になっているところもあります。
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ようやく地上へと出てきました。
太陽が明るい。空気がおいしい。
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☆洞窟入り口から西側の山を見たところ
北の方にはGalway湾が、西側の山の麓辺りにはニュータウンキャッスル(写真中央辺り)のお城が見えます。
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ここから森を抜けてGalway湾まで下りました。
そこで地図を見ていると、「巨人のテーブル」の遺跡が洞窟より南にあったことを思い出しました。ああ、なんということでしょう。もう洞窟から7kmも北へ来ちゃったわ。カタリ、どうしよう。巨人のテーブルは諦める?

続きは次回(^^)/

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