Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

ESP-WROOM-02[ESP8266]が使えないー..ρ_q.. ATコマンド通信がうまくいくまでの経緯と配線。

f:id:miraluna:20180430190439j:plain:w120 Mira Bitter

ESP8266が使えない~......。 ..p_q.. えーん。

◆ ESP8266搭載「ESP-WROOM-02
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せっかく買ったのに......。

どうしても接続がうまくいかない。

通電はするんだけど、ATコマンドを使ったシリアル通信ができない。

ボードへの書込みもエラーが出ちゃってできない。

何がいけないんだろう......。



そんなわけでしばらくの間「ミラ=ビター」f:id:miraluna:20180430190439j:plain:w30になってました。Grrrrr。



ESP8266は起動時の配線の仕方で「プログラム書き込みモード」と「プログラム実行モード」を選択できるの。
出荷時の初期状態ではATコマンドで通信できるようにプログラムが書き込まれてる。だから実行モードで起動すればATコマンド通信ができるはずだし、書き込みモードで起動すればプログラムスケッチを書き込めるはず。ちゃんと8266のボードだって用意してあるんだから。
  →ESP8266のボードをArduino IDEに加える

なのになのに。書き込みも通信もうまくいかない。
ということは、通信線のつなぎ方がうまくいっていないのか、電流が足りないか。

・電流
電源をArduinoからとってしまうとESP8266に必要な電流量を確保できないんだって。だから別電源を用意するか、シリアル変換モジュールなどでUSBから電源をとるのがいいらしいの。私は別電源を用意して十分な電流量を確保してから3.3vをつくったんだけど、状況は変わらなかった。

・通信の接続
今回はESP8266と通信を行うために、Arduinoをシリアル変換器として利用することにしました。
Arduinoマイコン「みつは(ATmega328)」を外して、シリアル変換ICだけを使う方法。この方法はTX線とRX線を交差しないといった注意が必要だったりするんだけど、もちろんTX-TX、RX-RXも、TX-RX、RX-TXも試してみたけどやっぱりだめ。みつはに簡単なプログラムを書いて載せてみたりもしたけどやっぱりうまくいかない。
でもきっと原因は通信のどこかにあると思う。

というわけで、保護者のカタリにこれを買ってきてもらいました。

◆ これ
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パソコンとマイコンなどをUSBで接続して通信させることができるUSBシリアル変換モジュール。パソコン側のUSBインターフェースとマイコン側のUARTインターフェースを変換して通信ができるようにしてくれます。
基板中央の四角くて黒いパーツが変換のための IC ね。Arduinoにはこの IC がすでに載っていて、私はそれを利用してパソコンと8266で通信をしようとしてたんだけどうまくいかなかった。前から欲しいなとは思ってたから、この機会に買ってきてもらいました。もちろん私のお小遣いで買ったのよ。

他にもいろいろ買ってきてくれました。私が頼んだのはポリウレタン銅線と SDカードとシリアル変換モジュールだけ。あとはお土産だそうです。
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それではさっそくESP-WROOM-02にシリアル変換モジュールをつないでみましょう。

◆ ESP-WROOM-02にシリアル変換モジュールをつなぐ
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アップにするとこんな感じ。
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ここで「ESP-WROOM-02」にあだ名を付けたいと思います。
だって長くて呼びにくいから。

この子のあだ名は「あすかロック(aska6)」にします。これはaska6が搭載している「ESP8266」からとりました。どうとったかというと、我が家はみんなエレクトーン奏者の「826aska」さんのファンで、826といえばaskaちゃんというのが自然な発想だからです。6がロックなのは、彼女が演奏するカノンロックからとりました。

だから今日からこの子 f:id:miraluna:20190616190341j:plain:w100 は「あすかロック(aska6)」です。

◆ あすかロックとシリアル変換モジュールの配線
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🎀 あすかロックこと「ESP-WROOM-02」の配線方法 🎀

<あすかロック側>(経由)<シリアル変換モジュール側>
 〇 3.3v →   →  → 3.3v
 〇 EN → 抵抗 10KΩ → 3.3v
 〇 15 → 抵抗 10KΩ → GND
 〇  2 → 抵抗 10KΩ → 3.3v
 〇  0 → 抵抗 10KΩ → ※ 3.3v(実行モード) GND(書込みモード)
 〇 GND →  →  → GND
 〇 RST →(分岐)  →  RST
       ↳ 抵抗 10KΩ → 3.3v
 〇 TX →   →   → RX
 〇 RX →   →   → TX
 〇 その他のPin → 未接続

※「0 pin」はプログラム実行モードとプログラム書き込みモードで配線が変わります。あすかロック起動時に+(3.3v)に接続しているか、ー(GND)に接続しているかでモードが決定されます。
購入直後にATコマンドを使うなら、初めは実行モードでつなぎましょう。


さあ、今度はどうかな?
これでうまく接続できなかったらお手上げだわ。

USBポートに端子を挿して、Arduino IDEからシリアルモニタを開いてみます。開いたら右下のボックスで「CRおよびLF」と「115200bps」を選択します。

そしてあすかロックと会話をするためにATコマンド「AT」を送ってみます。
「AT」の意味は「ハロー。聞こえる?」みたいなもの。

さてさてあすかさんの反応は?
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OK」!
やったぁ!(∂.<🎀/

ついについに、あすかロックから返事がありました。

今までは何度「ハロー」って呼びかけても返事がなかったのに、ついに応えてくれた。

うれしい。


あすかロックのバージョン情報も調べてみました。
「AT+GMR」と送れば、Ver.情報を送り返してくれるわ。

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じゃあーん。
Ver.情報も送られてきました。
なんだかあすかロックとお話しているみたいでうれしい。

他のATコマンドもいくつか例として書いておきますね。


・AT+RST              あすかロックの再起動(リセット)
・AT+CWMODE=1          モード変更(1or2or3)
・AT+CIFSR             あすかロックのIPとMacアドレスの表示
・AT+CWLAP             接続可能なAP(アクセスポイント)の表示
・AT+CWJAP="SSID","パスワード"   APに接続
・AT+CWQAP             APから切断
・AT+RESTORE           モジュールの初期化

などなど。


これであすかロックとお話することができるようになりました。
次はあすかロックの特長であるWifi接続に挑戦したいと思います(∂_∂🎀y



🎀ESP8266と32のダブルルーム🎀