Mira
ミラです。
2018年11月1日から準天頂衛星システム「みちびき」のサービスが開始されました。
今までは位置測位のためにアメリカのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)に全面的に頼っていたわけだけど、GPSはそもそも軍用だし情報もすべて収集されちゃう。ゆくゆくは日本独自のシステムを持たなくてはいけないわね。
みちびきの衛星は日本をいつでも上空から捕捉できる位置を飛びます。日本からオーストラリアにかけてひょうたんみたいな形に回るの。まだGPSを補う形での運用だけれど、いつかは日本独自で衛星測位システムをもつべきだと思うの。
2010年に初号機が打ち上げられて、今は4機の衛星が配備されています。2018年に4機体制でのサービスが始まり、2023年には7機体制での運用が予定されている。
まさに時代の波の大きな変化のまっただなかにいるわけね。
さて、手作りGPSロガーに話を戻します。
私がGPSロガーに使ったGPSモジュール[AE-GYSFDMAXB]は今年の3月30日からみちびき衛星を3機受信するのに対応したバージョンになったようです。
私が買ったのは「初号機版」。
でも大丈夫。秋月電子さんのホームページから無償でファームウェア アップデート パッケージが配布されています。
そのアップデートを行いました。
GPSモジュール [AE-GYSFDMAXB] 初号機版
<3機受信対応版 ファームウェア アップデート>
1.秋月電子さんのGPSモジュール[AE-GYSFDMAXB]のページから「MiniGPS」と「アップデート パッケージ」をダウンロードし、解凍する。
2.パソコンとGPSモジュールをシリアル通信でつなぐ。
私はArduinoを使いました。Arduinoの5v出力とGNDをGPSモジュールの5v端子とGND端子に、ArduinoのRXとTXをそれぞれGPSモジュールのRXとTXにつなぎます。
3.MiniGPSを起動してGPSモジュールを認識させる。
COMポートを指定し、ボーレートを9600に指定します。Openボタンを押して接続します。
4.初号機版であることを確認し、アップデートをする。
開かれるテキストエディタに、接続しているCOMポートの数字を入力します。エンターキーでアップデートの開始。
「Update Success」の文字が表示されればアップデート完了。
これで初号機版が3機受信対応になったはずよ。
さあ、新しくなったGPSロガーでGPSログをとったらどうなるかな。
楽しみです。
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