Mira
ミラです。
みなさんは「サーキットベンディング」という言葉を聞いたことがありますか?
私、初めて知りました。
サーキット(Circuit)は「回路」、ベンディング(bending[bent])は「曲げる(湾曲・屈曲)」([bent]ならば「曲げられた」)というような意味。
実際に使われているのは、音の出るおもちゃの回路をいじって予想外な音を出すこと、というような意味のようです。
どうやらそういう遊びがあるみたい。
いろいろな人の実践例を見てみると、おもちゃの中に入っているメロディICに可変抵抗をつなぐことでICの動作速度を変化させるものが多いみたい。
これなら私にもできそう。
そこで今回はおもちゃの改造ではないんだけど、メロディICの音を変化させるちょっとした「サーキットベンディング」に挑戦してみたいと思います。
★用意する物★
◆ メロディIC
売り場に「Alice's」と書かれていて、いったいどんな音が入っているのかどうしても知りたくて以前に買ったもの。
5個で100円。
その正体を調べたときの記事はこちら →「メロディIC「Alice's」の正体は!?」
◆ 半固定抵抗
可変抵抗器とか半固定ボリュームともいうわね。
使ったのは10KΩのもの。
秋月電子通商八潮店さんで3つで10円だったのよ。
◆ ブザー
この写真は試運転に使ったもの。
実装にはもっと平たい圧電ブザーを使いました。
★回路図★
シンプルではあるけれど、メロディICも可変抵抗器も足が3本あるから間違えないようにしなきゃね。
まずはブレッドボードで試運転
今回使った電源は以前に作成した「4.5v電源ツール」。ブレッドボードでの試運転ではとっても便利。いつもの電子工作には欠かせないツールになったわ。
これ。 4.5v電源出力ガジェット「宇宙魚」
詳しくは → 「LR41ボタン電池を使った 4.5v出力電源ガジェットの作製」
半固定抵抗を回すとメロディICの動作速度が変化して、曲のピッチ(テンポ)が変わるの。なんだかとっても「変」ね。
抵抗の値でテンポを変えているから音の大きさまで変わっちゃう。これはポタアンをつなげば対処することもできそう。そこまでやると「ボリューム」と「ピッチコントローラ」が備わったガジェットになるわね。
→ 「ポータブルヘッドホンアンプ自作の記事」
ちなみに DJ がテンポを変化させる技を「ピッチコントロール」というそうです。
🎀 試運転の様子を動画にしてみました。
メロディICをサーキットベンディングする
変な音......。
たしかにちょっとおもしろいけど、これの良さが私にはまだよくわからない。
たくさんの大人の人たちがはまってるらしいから、きっと私がまだ気付いていないおもしろさがあるんでしょうね。
今回は保護者のカタリに勧められてやってみたっていうのもあるのかも......。やっぱりおもちゃを改造しなきゃだめなのかな? メロディICだけでもおもちゃみたいなものだと思うんだけどなぁ。
でもこのあとボトルキャップに実装してみたら、そのおもしろさが少しずつわかってきたような気がしました。ちょっと素敵なガジェットができあがったの。カタリはかなり楽しんでいる様子だった。
(∂_∂🎀/ サーキットベンディングガジェット
『メロディICピッチコントローラ』
◆ 宇宙魚から電源を引いてブザーを鳴らします。
◆ 可変抵抗を回すとピッチをコントロールできるの。
◆ ボトルキャップに収まる大きさ。
メロディICを挿し換えれば「ハッピーバースデイ」だって「犬の鳴き声」だってみんなサーキットベンディングできちゃう。
今度はおもちゃを使ってやってみようかな。
ミラでした。 Mira