Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

電子工作に便利なツール 「ポリウレタン銅線」の紹介

Mira

電子工作 はんだ付け・配線便利なツール
      ポリウレタン銅線

     



少し前にAtmel社のマイクロコンピュータ「ATtiny85(あだ名は”ちびやっこ、やっこchen”)」を使ったちびゲーム機を作りました。

ちびやっこ→ ATtiny85


ちびやっこゲーム機(縦5cm横7cm)

作り方はこちら ↓
miraluna.hatenablog.com


そのときの配線が結構大変だったの。

↓ そのときの配線


ね?

この前2号機を作ったんだけど、なんとかもっと簡単に配線できないかなと考えて使ってみたのがこれ。
 ポリウレタン銅線

ポリウレタン銅線もエナメル線の一種。
エナメル線といえば紙やすりで擦って被膜を削り取るものだと思っていたけど、絶縁塗料で被覆しているものをエナメル線っていうんだって。だからここでいう「エナメル」というのは、エナメルという素材があるんじゃなくて「被覆」という意味で使われているわけね。
その素材にはいくつかあるみたいで、ホルマール、ポリウレタン、ポリエステル、ナイロンetc... 今回使ったポリウレタンははんだの熱で溶けて、ポリエステルなんかは溶けないなどの特徴があるそうです。

そう、このポリウレタン銅線の被膜ははんだ熱で溶けるの。
つまり被覆をはがさなくてもそのままはんだ付けできちゃうし、他の部分は絶縁されてる。その通りだったらとっても便利よね。そこで実際にちびやっこゲーム機の2号機を作るのに使ってみました。


◆ ちびやっこゲーム機「2号機」

◆ ポリウレタン銅線で配線

こんな感じに ↑ なりました。

使ってみての感想。
すっごい便利

ビニル導線みたいに被覆をむく必要もないし、細いから狭いところも簡単に配線できるし、基板の穴は通せるし、重ねられるし、簡単に付けられるし。とっても便利。

初めはピンの足のような平たいところに試しに付けようとしたんだけど、それは難しくて「使いにくいなあ」と思ったんだけど、すずメッキ線に絡ませたり基板の穴に入れたりして使えば簡単に付けることができることが分かったの。使い方が分かるととても優れたツールだと思いました。

【使い方】
・はんだごての先にはんだを少し盛ります。

・ポリウレタン銅線の端っこを、そのはんだの中にくぐらせます。
 そのとき白い煙がシュッと出たら、被覆が溶けた証拠です。

・すずメッキ線に付けるときは、すずメッキ線に絡ませてからはんだで覆います。
・基板の穴を使うときは、まず接続先のピン足などをはんだ付けし、そのはんだをもう一度溶かしてその中に銅線の先を入れてこてを離します。
→うら
それだけ。簡単でしょ?

でも平たいところにぺたっとくっつけるのは難しいみたい。


作製した2号機はこんな感じに仕上がりました。
◆ 今回はディスプレイを取り外せます。

◆ 持ちやすいように箱型にしました。

◆ 保護シールをはがしました。


完成 ! (∂. ∂🎀/

これからはこのポリウレタン銅線が活躍しそうです。

ポリウレタン銅線とちびやっこゲーム機2号機の紹介でした。

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