Mira
ミニバラ。
茨姫を思い出す。
あの話は紡錘(つむ)に刺されて眠りに就くというところが面白い。
紡錘ってとがってはいるけど刺さるほどではないし、
刺されたから眠り続けるという感覚も不思議。
この物語の紡錘っていうのは、「貫く物」や「尖った物」の象徴なのかもしれないわね。フロイトだったら男性の…という解釈をしそうだし、ユングだったらアニムスや老賢者のような元型と解釈するかもしれない。
勝手に象徴を見つけて、勝手に解釈をしながら読むと、童話のように抽象的な表現の多い物語はとても面白い。と、私は時々斜な読み方をします。
でも、ディズニーランドは裏方を詮索したりしないで、そのまま夢の国を受け入れるほうが素敵だと思うけどね。