Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

桃色の蛙の物語

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Luna

桃色の蛙がいたら、何となく幸せを運んでくれそうな気がしませんか。

     もうじき年の瀬だというのに、その老夫婦の家では正月の魚や餅
     も買うことはできません。せめてお粥の芋と甘葛でも手に入らな
     いかと、囲炉裏にくべる薪も節約しながら息で手を温め、今日も
     ろうそくに絵をつける内職をしていました。空腹をまぎらわせる
     のに散歩をしようと、二人は野山に入りました。するとどこから
     かふしぎな物音が聞こえてきます。二人がそっと近づいていくと
     えもいわれぬような可愛らしい動物がこちらにご馳走を運んで来
     るではないですか。その動物とは……。

どうでしょう。皆さんは見つけることができましたか?
桃色の蛙が幸せを運んできてくれますように。



(ヒント)
    「アクロスティック」や「いろは唄」とも呼ばれます。