Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

リス と カキ

【写真を割愛しました。】

Luna
秋にはごちそうの木の実が森中に落ちています。りすたちは冬に備えて木の実を集めます。でも熊のように、たくさん食べて冬を越すだけの脂肪を蓄えることはできません。そこでりすたちはせっせと木の実を集めては、森のあちこちに埋めるのです。
でも、このりすたち、自分の埋めた木の実は絶対に誰にも盗られまい、とするような性格ではないようで、春が来ればそのまま忘れてしまうことも多いそうです。
すると土に埋められた木の実たちはやがて土の中で芽を出し、それがいつの日にか森へと生長していくのです。
木はそれを知っていて、りすに木の実を与えているのかもしれませんね。
奪い合うのではなく、与え合うことで繁栄している種が、自然界にはなんと多いことでしょう。
人間も同じ生き物として、そうありたいものです。