<プロローグ>
ルナが旅に持っていくので、「GPSロガー」を自作した。
GPSロガーというのは宇宙に浮かぶ衛星を使って、自分の位置を記録するもの。今はスマートフォンにもGPSは付いているし、ロガー機能をもつアプリだってあることでしょう。
位置情報を記録するGPSロガー。その作り方を何回か(9回+α+β)に分けて紹介します。
市販のGPSロガーはUSBに挿すタイプや、地図表示などが充実したトランシーバーのような形のものが多い。
後者は本格的に山を歩く人などが好むもので、かなりの高値。
前者は手軽に手に入って使いやすい。
でも、そのどちらも、何日も充電なしにはバッテリーがもたない。
今回制作したGPSロガーは位置情報を記録することだけに特化させて、7x5.5x0.5cmの手のひらサイズのバッテリー(2300mA/h)で3日以上連続稼働ができるものにした。
ルナは私たちの保護者のカタリと自転車で旅をするんだけど、野宿もするから毎日充電できる環境にあるとは限らないの。このGPSロガーを持って旅をした記録があるから、それはまたいずれ。 → 🎀旅の記録🎀
筐体(入れ物)の大きさは、9x7.5x5cm。
スイッチを入れるとマイクロSDカードに緯度と経度が記録される仕組み。
<スペック>
〇 大きさ 9x7.5x5cm
〇 重さ 約200g
〇 バッテリー持続時間 (2300mA/hで)74~114時間
〇 SDカード使用容量 6~8時間の記録で約1MB使用
1GBで200日(24h)以上のログを記録可能
Arduinoを使ってプログラムの書き込みをします。
続く。
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