◆ アイルランド自転車旅 ◆
Luna 
☆ １２日目
ディングル半島を一周（半周かな）
今日は一日かけてディングル半島を巡ります。
「ディングル半島一日ツアー」！
ツアーといっても旅行会社のツアーに参加するのではなく、今日も一日自転車で周ります。
☆歴史博物館
朝はゆっくりと準備をして、町の歴史博物館へ行きました。
中世の街並みが再現されていて、その中を歩いて通ることができるの。街並みは結構広くて、まるで当時の世界に入り込んだようだったわ。
イギリスとアイルランドの古地図。
イギリスに町がたくさんできた頃でも、アイルランドはまだ未開の地だったのね。
☆キャンプ場にテントを張ったまま、ディングル半島巡りに出発！
ディングル半島は中央が山になっていて、雄大な自然が残る土地。
昔は修行僧たちの修行の場所だったんだって。
遺跡や伝説が数多く残っているそうです。
北から南へ峠を越えるところ。
石の橋が架かっていました。
☆雄大な山々。
☆ディングルの町は人でいっぱい。
今は7月。夏になって多くの観光客が訪れているの。
道中はまるで人がいなかったのに、町には人がたくさんいたわ。
ディングルの町は半島の中心より少し西にある、南の海に面した町。
この町を拠点にディングル半島を巡る人が多いみたい。
ゆっくりしていたら時間がなくなってしまったので、私たちはここから山を越えてトラリーの町に帰ることにしました。
☆コナー峠
ディングルの町を北に向かいます。
Conorという峠を越えるようです。
広くてなだらかな丘のような山々は優しそうな見た目とはうらはらに、かなりの急勾配だったの。景色は素敵だったけれど、霧のような雨に降られて結構大変だった。次の日に出会った旅人ともこの峠は話題になったわ。「大変だったよな」って。
振り返ると南の入り海とディングルの町が見えます。
ようやく道は峠のてっぺんまできました。でも山頂への道が続いています。
自転車を停めて、ここから歩いて山頂まで行きました。
山頂からの眺めです。
左のほうに半島が伸びていて、右手には海が見えます。
大変な思いをして辿り着く景色というものには、愛着のような、特別な気持ちが生まれますよね。
コナー峠は大変でした。大変だったから、越えた後にはそこを特別な場所として親しみをもって思い返すことができるのでしょうね。
きっと同じようなことが、日常の中にもたくさん。
下り道は軽快に飛ばします。
北側はごつごつして険しい山肌でした。鬼が出てきそう。
あっという間に山を下りました。
下り道についても明日会う旅人と笑って話しました。
「２時間かけて必死に登ったけど、下るのは５分だ」って。
コナー峠には旅の自転車が一台停まっていて、その時には旅の人には会えなかったんだけど、海沿いの道で出会いました。
この旅人は、この後モハーの崖とゴールウェイで見かけることになりました。
トラリーの町に戻って一安心。
シャワーを浴びてから町に出て、カタリは自転車屋さんでサドルの下のバッグを買いました。その後パブでゆっくり過ごしました。
☆明日へ続く☆
☆目次へ☆
