Mira
先月秋葉原で買った電子部品を使って、ポタアンことポータブルヘッドフォンアンプを自作していきます。
よければ一緒にはんだごてを手にしませんか?
【目次】
🎀 1回目「部品」(このページ)
🎀 2回目「試運転と配線」
🎀 3回目「紹介動画」
🎀 4回目「筐体に入れて完成」
用意する部品
〇 基板…1枚。25x15の片面基板を使用しました。
〇 電源…9vの電池を使いました。これから作る回路は+とーの正負電源を必要とする回路なので、これを+4.5vと-4.5vに分けることになります。1つの電源を分圧するよりも2つの電源を用意するほうが安定はしますが、かさばるから。電池スナップとコネクタを付けました。
〇 オーディオ用電解コンデンサ…電源回路用に2個。+とーの電源と仮想グラウンドを安定させるためのコンデンサね。470μF以上を使用します。今回は1000μFを使用しました。
〇 オーディオ用無極性電解コンデンサ…フィルムコンデンサのほうが音が良いらしいですが、私はこれを使いました。1μF。直流カット用のカップリングコンデンサです。耐圧は50vも必要ないわ。16vのもので十分。
〇 オペアンプ…音信号を増幅させる、ポータブルアンプの心臓部。このNJM4580DDはオーディオ以外にも汎用性があるけど、特にオーディオ用に向けて作られているので音質が良いらしいわ。高価なものは3000円くらいするらしいんだけど、この子は優秀な上、何とお値段25円! なんて偉い子なのかしら。
〇 ICソケット…もしかしたら、もしかしたら。いつかもっと高価なオペアンプと交換するかもしれないから。オペアンプはいつでも交換できるようにICソケットに挿すことにします。072Dとかどうかなあ(50円…)。
〇 NPNトランジスタ…2SC1815。2SA1015と双子(コンプリメンタリ)。2つ必要。
〇 PNPトランジスタ…2SA1015。2SC1815と双子。2つ必要。
〇 ボリューム…小型2連ボリューム。10kΩ。Aカーブ。A・B・Cカーブがあるけど、Aカーブが人の耳に近い音の聞こえ方なんだって。音源は左右(LR)あるから、それぞれコントロールしたい場合は1連を2つね。
〇 ステレオジャック…直径3.5mmのミニプラグ用。一般的なイヤホンジャックのサイズ。入力用と出力用の2つ。
〇 抵抗…増幅回路に使う抵抗は音質に関わるそうなので、金属皮膜のものを使用しました。いつもは100本100円の抵抗を使っているんだけど、金属皮膜の抵抗は一本20円もしたのでとても高く感じた。作ってくれる人のことを考えたら、それでも安い部品なんでしょうけど。
・2kΩ x2 (電源用)…電源用なのでカーボン被膜のものを。バラで買ったから一本5円。
・2kΩ x2 …2kΩで問題はないけど、ボリュームのカーブが狂う場合は20kΩに
しましょう。金属皮膜。
・12kΩ x2 …金属皮膜。オーディオ用抵抗器というものもあるそうです。
・22kΩ x2 …金属皮膜。
〇 その他
これでポータブルアンプは作れるけど、他にもお好みで必要となりそうな部品。
・スイッチ
・LED
・LED用の抵抗1kΩ (カーボン被膜で十分)
・電源接続用コネクタ
・ボリュームのつまみ
・箱(筐体)
・はんだや導線やすずメッキ線など
・音源とポタアンをつなぐ ジャックtoジャックのケーブル(100円ショップにもある)
さあ、部品がそろったからブレッドボードで試運転しましょう!
<つづく>
手作りポータブルアンプ 2回目「試運転と配線」 - Mira&Luna's nursery lab