Mira
Bluetoothオーディオレシーバー
in ファミコンカセット筐体 \∂_∂🎀
を手作りします。
ミニプラグに挿すだけでオーディオ機器がBluetooth化します。
Bluetoothスピーカーの自作だってできちゃいます。
<目次>
・これは何?
・作り方紹介「Bluetoothレシーバー」
・作り方紹介「ファミコンカセット筐体」
・作り方紹介「ステレオミニジャック接続」
・作り方紹介「各パーツの収納」
・動作動画「動作テスト」
・動作動画「スピーカー接続」
・動作動画「イヤホン接続」
・完成!
🎀リンク🎀ファミコン筐体ポータブルヘッドフォンアンプの作製・紹介の記事へ
ぶー。
残念でした。
実はこれ、Bluetoothオーディオレシーバーなの。
イヤホンジャックで接続すれば、
スピーカーもイヤホンもヘッドホンもラジカセもオーディオ機器もみんな、Bluetooth無線で音楽を流すことができるようになるという優れものなのよ🎀
自宅に立派なオーディオがあるのに眠らせている方はもったいない。
レトロなファミコンカセットを接続して、パソコンやスマホから無線で良質な音楽を楽しみましょう。
Bluetoothレシーバーを調達する
Bluetoothはパソコンやスマホの周辺機器に数多く使われているわね。
ペアリングをするだけで簡単に無線で接続ができるから扱いやすい。
マウスやキーボードやヘッドセットやスピーカー、紛失防止用のGPS受信機なんかにも使われているわ。
画像や動画のように情報量の多い通信には不向きだから、情報量の少ないデータや音声などの通信によく使われます。
さて、周りを見渡せばあちらこちらで活躍しているBluetoothなので、中古品やジャンク品の中にもたくさん埋もれているの。
中古品屋さんやジャンク屋さんを数軒回れば、きっとBluetoothを搭載したスピーカーが安値で売られていると思うわ。
私も中古屋さんでBluetoothスピーカーを見つけました。
auさんの景品か何かだったのでしょう、確か200円か300円で手に入ったわ。
これを分解してBluetoothレシーバーを調達しようと思います。
後ろを見ると、ねじ穴が3つあります。
このねじを外して中を開けるのね。
簡単簡単、と思いきや……。
特殊なY字ネジ……。
任天堂のゲーム機なんかにもよく使われています。
これを外すにはY字型のドライバーが必要なんだけど、家にはどういうわけかそれがあったの。何かのときに必要になって、インターネットで買ったそうです。
(広告を貼っておきますね。↓ )
↓安いけど"はずれ"もあるみたい ↓高いけど安心
ねじを外して中を開けると……。
スピーカーと本体が分かれて入っていました。
これがBluetoothスピーカーのコントロール基板。
2つのコネクタでスピーカーとバッテリーに接続してある。
緑の基板部分が本体で、青い箱型のものはリチウムバッテリー。バッテリー容量は500mA/hね。
スピーカーのコネクタとねじ2本を外して取り出します。
スイッチには黒いハットのようなつまみが付いていたわ。なんだかかわいい。
リチウムバッテリーはホットボンドで貼り付けられていました。
取り外すときにバッテリーの外皮が破れないように注意が必要ね。
小さくて薄いコントロール基板。
こんな小さな部品でBluetoothの無線通信が可能なのね。すごいなあ。
これでBluetoothオーディオレシーバーの本体となる部分が手に入りました。
やったー!
次はこれをファミコンカセットに組み込みます。
ファミコンカセット筐体を用意する
じゃん!
ドラゴンクエストⅢのファミコンカセットを手に入れました。
鳥山明さんのイラストが印象的よね。
今からこれを分解します。
カセットを上手に開く殻割方法を覚えたので、いずれ紹介しようと思います。この前まではどうしても爪を割っちゃってたんだけど、今ではマイナスドライバ―一本で爪を折らずに開けることができるようになったのよ。 → 🍎「いずれ紹介」の殻割方法🍎
きれいに割ることができました。
ポタアンのときより上手になったでしょ。🎀ポタアンのとき🎀
ドラクエⅢのROMがこちら。
ドラゴンクエストⅢはセーブができるから、バックアップを保持するためにコイン電池が使われています。ドラクエⅡはパスワードで旅の記録をするので、カセットに記録を残す必要がないの。だからバックアップシステムをもたないカセットには電池が付いていないのよ。
カセットから取り出したROMだけの状態でも、ファミコン本体に挿してゲームをすることができるわ。
カセット筐体にさっき取り出したBluetoothレシーバーとリチウムバッテリーを入れてみると……。
なんと ぴったり!
まるでこのためにあつらえたかのような寸法。
素晴らしいわ。
それでも幾か所かカットする必要があります。
サイズを合わせるためにカットするのは上の黄色い円の部分だけ。リチウムバッテリーを収めるためにカットが必要だったの。
緑の円の部分はスイッチを出すためにカット。
白の円の部分はLEDの光を見やすくするため。カットではなく、少し削るだけでも十分。
赤い円の部分はこの後に紹介するイヤホンジャックを出すために穴を開ける場所。私ははんだごてで溶かして穴を開けちゃった。
裏側も一か所カット。
黄色い円の部分は充電用のマイクロUSBを露出させるためにカットします。
これでカセット筐体の準備はO.K.
次はスピーカーの替わりにステレオミニジャックをつなぎます。
ステレオミニジャックの接続
イヤホンやオーディオ機器につなぐことができるようにするため、スピーカーの替わりに接続用のステレオミニジャックをつなぎます。
スピーカーからコネクタケーブルを取り外し、ミニジャックにつなぎます。
ここでおなじみのツール、はんだごての登場よ。
自分でもちょっとは上手くなったと思う。もちろんまだまだへたっぴだけど。
まずスピーカーとケーブルの接続箇所のはんだをはんだごてで溶かして、はんだ吸い取り線で古いはんだを取り除きます。ケーブルを軽く引っ張りながら残りのはんだを溶かすと、ケーブルを外すことができる。
ケーブルを取り外したら被膜をむき直してステレオジャックにはんだ付けします。
黒いほうをグラウンドに、白いほうをL(左)につないだ。スピーカーが一つだけのものだから、線はこれだけ。ステレオ用のジャックだけどR(右)側に接続する線がないの。だからイヤホンをつないだ場合、音は左からしか出ないわ。
今回使ったBluetoothスピーカーがスピーカー一つのものだったから、片方からしか音が出ないのは仕方がないわね。
ケーブルとステレオジャックの接続ができたら、これを筐体にはめ込みます。固定にはホットボンドを使ったんだけど、このステレオジャックの部分は何度もプラグを抜き挿しすることになるから負荷がかかる。だからかなりしっかりと固定する必要があるわね。地味な気配りだけど、壊れにくい造りにするためには大事なポイント。
それぞれのパーツをファミコンカセット筐体に収める
基板もバッテリーもぴったり収まってミラクルフィットしてるから固定の必要すらないくらいなんだけど、より確実なものにするためにホットボンドで固定しておきましょう。
充電用マイクロUSBをつないだところ。
操作部はこんな配置になっています。
電源を入れると青色LEDが点きます。
充電中は赤色LEDが点きます。
充電をしながら使うこともできます。
さあ、それでは動作テストをしてみましょう。
ちゃんと接続できていればパソコンの音声を無線で受信して音楽が流れるはず。
さて、どうかな?
<動作テスト>
ファミコンカセットBluetoothオーディオレシーバー「動作テスト」
うん。ちゃんと音楽が流れましたね。
それではカセットをはめて完成状態でスピーカーにつないでみましょう。
パソコン上で音量を変えたり、曲を変えたりという操作をしています。
ちなみに私の家のマウスもBluetoothです。
<スピーカーに接続>
良好ですね。
次はスピーカーの代わりにイヤホンをつないでみましょう。
スピーカー用のオーディオレシーバ―だから、少し音量が大きめになるだけで問題なく使えると思うんだけど……。
<イヤホンに接続>
ドラクエⅢ筐体 Bluetoothレシーバー「イヤホン動作」
聞こえました? イヤホンからでも音楽を聴くことができるということが確認できました。
y∂_∂🎀/ ファミコンカセットを筐体にしたBluetoothオーディオレシーバーの完成!
やったね !
ラジカセにつなげばラジカセがBluetooth化します。
接続は「外部入力」ではなく、「マイク」の端子でした。
さあ、これで他のオーディオ機器もBluetooth化して無線で使うことができちゃいます。
レトロなファミコンカセットを筐体にしたところがお気に入り。
他にもポタアンことポータブルヘッドフォンアンプもファミコンカセット筐体で作ったので、興味がある方はそちらも見てみてね。
↓
miraluna.hatenablog.com
よかったらはんだごてとドライバーを手に、一緒にBluetoothオーディオレシーバーを作ってみませんか?
作製・紹介はMiraでした。