ミラです。
保護者のカタリから血圧計を修理してほしいとの依頼があったので、血圧計の修理に挑戦してみました。
💉 カタリがじいじからもらった血圧計
この血圧計の症状は、計測をしようとしても圧力がかからないこと。すぐにエラーが出てしまいます。
💉 エラーが出ちゃう
兎にも角にもまずは分解💗
診察はそれから🍆
💉 初めに外すねじと、つめのある箇所
電池ボックスを開けるとねじが2つ見えるので、まずはこのねじを精密ドライバで外します(左上の画像の黄色い丸)。
するとデイスプレイのある面がぱかっと開くんだけど、左右の2箇所につめが引っかかっているので、それを外しながら開きます(右上の画像の赤い丸)。力ずくで開けようとするとつめが折れちゃうので、優しくね🍅
💉 ご開帳
中はこんなふうになってる🌺
計測用の圧力をかけるために、腕に巻く部分には風船みたいなのが入ってるんだと思う。それを膨らませるためのモータとポンプが見えます🎈
💉 さらに分解💛
腕に巻く部分、ぬいぐるみみたい🧸
さあ、ここから名探偵ミラchenの推理タイムです。
風船が膨らまない原因はなにかな?
今わかっている情報を整理してみましょう🔎
1.電源は問題なく入る。
2.エラーも正しく出るし、ICのバグっぽくはない。
3.圧力をかけようとするとき、小さくカチッといって止まる。
この3つ目の「カチッ」には聞き覚えがあるわ。ミニ四駆をラジコンに改造しようとしたときに、よく聞いた。電力不足や逆起電流トラブルなんかでモータが動きたいのに動かないようなときになってた音とそっくり。
🍓ミニ四駆 Wi-Fi ラジコン化奮戦記🍓
つまりモータになんらかの原因があるんじゃないかしら🔎
そういえば最近、カタリが血圧を測ってるの見かけないな。この血圧計は古いから、しばらく使っていないうちにモータの中の劣化したグリスが固着しちゃったんじゃないかしら?
と、いうわけでモータ内部のグリスをほぐしてみましょう。もし私の推理が正しければこれでまたうごくはず。ではどうやってほぐすのかというと......。
直接モータに電流を流して強制的に回転させます🍌
電源はArduinoから3.3vを取り出しました。このくらいならソフトな電流でしょ?
Arduinoからジャンパワイヤで引き出した+極とー極で、モータの接続部に触れます。するとウィィィンという音を立ててモータが回転🌀
うん。これでどうかな?
直ったかどうか、カタリの腕に巻いて実験。
すると......。
💉 修理完了✚
風船部分は見事膨らみ、また血圧を測れるようになりました。
やったね🍰
ところでカタリさん、これって高血圧じゃないの!?
もしかして私にお小遣いねだられると思って血圧上がっちゃた?
そんなわけで今回の修理は大成功でした。
モータが固着しないように、これから毎日測ってね🐧
ミラでした。
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