Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

SFCカセット。セーブデータを消さずに電池を新しくしてバックアップ機能を回復させる方法。

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「古いスーパーファミコンカセットセーブデータを消さずにバックアップ用電池を新しくする方法」を見つけたので紹介します。

ブックオフで 108円 → f:id:miraluna:20190827160454j:plain:w300
2019年の夏はまだ消費税が8%の時代だったの。あなたの時代は今いくらなのかしら?




🎀 それではやり方を紹介しますね。
筐体を開ける
SFCスーパーファミコン)のカセットは2本のネジで止まっているので、これを外せばファミコンカセットよりも簡単に中を開けられる。
でもこのネジが特殊なネジで、普通のドライバじゃ外せないの。
     これ。↓ わかるかしら?
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内側がギザギザしたソケットみたいな形。専用のドライバがないと、なかなか外すのは大変。
アマゾンで買えるので、お買い物リンクを貼っておきますね。
                  
2本の特殊ネジさえ外してしまえば、カパッと開きます。
上側の2つの爪を折らないようにそっとね。
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電池を交換する

開けたら中のROM基板を取り出します。普通のプラスネジなんかで固定されているものもあるかもしれないけど、このカセットはすっぽり収まっているだけでした。
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左上にコイン電池が見えるわね。これがデータバックアップ用の常時通電用の電池。この電池が切れてしまうとデータも記録されなくなる。だからこれを交換すればまた長く遊ぶことができるようになるの。

そこで普通は......。
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こういう足付きの電池と交換することが多い。

だけど今回は、セーブデータを消さないで電池を新しくしたい。
電池を交換するときに古い電池を外してしまうとバックアップが飛んでセーブデータが消えちゃう。
そこで古い電池は交換せずに、そのまま新しい電池を付けちゃいたいと思います。

これを使って。
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電子パーツ屋さんで売っている電池ボックスです。それと新しい電池。型式は[CR2032]。身近ないろんなところで使われているので、100円ショップでも2個入りで売ってる。電池ボックスはカセット内部に収めるから、写真のように平たくて横に端子の付いているものがいいと思います。

さっき出てきた足付きの電池は入手先が限られていて、それに高いの。
電池ボックスと CR2032電池なら手に入れやすいと思うわ。

これをつなぎます。

電池ボックスをつなぐ

ここで楽しい楽しいはんだづけの時間です。
はんだごてを用意しましょう。

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古い電池の裏側に端子があるので、+とーの極を間違えないように気を付けてはんだづけします。端子は大きいしはんだがついているから、きっと難しくないわよ。

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うまくはんだづけができたらカセット筐体に収めましょう。SFCカセット「ロマンシング サ・ガ」の場合はファミコンカセットとは違って広いスペースがあるの。そこにぴったりはまります。(ファミコンカセットにも空きスペースの広いものと狭いものがあって、広いものなら同じようにできるかも。)筐体内のスペースが狭いカセットの電池を新しくするのなら、やっぱり足付き電池と交換するか、あるいは筐体の外まで導線を引っぱり出してカセットの裏とかに固定しちゃうのがいいかも。
今回のやりかたは「ロマンシング サ・ガ」のように筐体内の空きスペースの広いカセットならではね。
これで 完成 (∂_∂🎀y
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このやり方のいいところは
 なんといってもセーブデータが消えない。
 次からは簡単に電池交換ができる(ボックスのを入れ替えるだけ)。

というところ。

電池は並列につないでも電圧は変わらない。小学校で習ったことの応用ね。


※ でもこのやり方が絶対安全だっていう保証はないから、大切なデータのあるものはやらないか、慎重にね。私、責任取れって言われても取れないもの。自己責任でお願いいたします。


修理・紹介はミラでした。
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