パンプキンヘッドに扮したルナ
水晶のようだけれど、水晶ではありません。
これは「アポフィライト」という石。
和名は「魚眼石」です。
ケイ酸塩鉱物の一つ。
水晶は二酸化ケイ素。二酸化ケイ素はケイ酸塩の一種とみなすこともできるそうです。
なので水晶と魚眼石はケイ素(Si)を基にした鉱物の仲間同士とも言えるわね。
このアポフィライトに光を当てると……。
緑がかった青っぽい色に光ります。
これを買ったとき、「グリーンクリスタル」という名前で売られていました。
不思議な色の光です。
緑っぽいアポフィライトには、わずかにバナジウムが含まれるそうです。
私が持っている他の魚眼石は、淡いピンク色をしています。
アポフィライトは白くぼんやりとした光り方をするので、それが魚の目の光り方に似ていることから「Fish-eye stone」という英名が古くからあったそうです。和名の「魚眼石」はそれを訳したものなのでしょう。
化学式は [KCa₄(Si₄O₁₀)₂(F,OH)・8H₂O] です。