Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

富士山をいっきに4往復した、すごい強者がいました。前人未到の大偉業を軽妙な語り口で綴った名著📚

Luna & Mira

山へゆく 富士山いっきに四往復』ツジウラング著
という本がとても面白かったというお話。

www.amazon.co.jp


暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
夏休みの計画は立てたでしょうか?
私は今年の夏、何しようかな。

ルナ

私は外に出たら溶けちゃいそう🍨
エアコンの効いた部屋で電子工作してよう。

ミラ

そうは言ってもお出かけもしたいでしょ?
だって夏休みだもん🍉

ルナ

そうだね。今年はお祭りもあるみたいだし、ひぐらしの声を聞きながら
夕方の涼しい時間に浴衣で出かけたいな。
だけど日中は外に出たら溶けちゃう。

ミラ

それなら🌻 ミラには電子工作三昧の日々も素敵でしょうけど、たまに
気分を変えて本を読むのもいいよ。
この前読んだ本、面白かったでしょ?

ルナ

富士山の? すっごく良かった。人並外れたものすごいことをやってのけ
てるのに、まるで日常の雑談みたいな聞きやすさですらすら読めちゃっ
た。それにユーモアのセンスもすっごく好き。思わずくすりとさせられ
るような、機知に富んだ笑い。

ミラ

けっこう、声を上げて笑ってたけどね。
ツジウラングさんの『山へゆく 富士山いっきに四往復』という本。
たぶん、富士山をひといきで4往復するというのは、前人未到のこと
だと思う。その大偉業を、山登りをしたことのない人にとっても分かり
やすい文章で書いてあるから読みやすい。でもそれだけじゃなくて、
合間に挿し込まれている挿話を読むと、筆者が富士山や人間の身体、
哲学や仏教などにも造詣が深いアカデミックな方だということが分か
ります。

ルナ

きっと家族や友達を大切にする人なんだっていうこともね。
誠実な人柄がにじみ出てると、私は思う。

ミラ

この本はぜひおすすめです。
筆者のツジウラングさんの人生という氷山の一角を、富士山4往復と
いう一つの出来事に焦点を当てて軽妙に語られる偉大な物語。
この物語を読み終えた時、決して日常とかけ離れた夢物語ではなくて、
読んだ人が自身の日常を肯定的な目で見直せる、そんな身近で前向きな
物語。
きっと、毎日の中に勇気と、人生を楽しむ楽観的なものの捉え方を
もたらしてくれるでしょう。
ぜひぜひ読んでみてください。

ルナ

氷山の一角がとっても素敵だったから、もっと他の
一角も見てみたくなるよね。物語の中でツジウラングさんの旅の話が
出てくるんだけど、それも本になってるみたい。これは読みたい。

ミラ

夏の読書には何を読むか、これで決まったね、ミラ📚


ルナ


📚おすすめします📚

📚そのほかのツジウラングさんの本📚(この夏、ミラと一緒に読みます(ルナ))
      

相性ばっちり💗電子パーツのマリアージュ👰  組込み電圧計とDC-DCブースタモジュール[MT3608]

Mira

ミラです。
私、電子工作も好きだけど、電子パーツそのものも好きです。
マイコンのプログラムを使わずに、電池とLEDだけつないで光らせたり、モーターを回してみたり、電子パーツをいじって遊ぶのが好き。ちっちゃな液晶ディスプレイやいろんな種類のセンサやモジュールを眺めて、どんなものが作れるのか夢想するのが好き。(自称:夢見る電子工作乙女)(他称:ヲタクなジャンクハッカー小娘(失礼よね))
それでね、手元にある電子パーツで遊んでいると、パーツ同士には相性というのがあるのを感じるの。例えばセンサ類とLED。センサは何かを感知することができるけど、感知した情報を何かで表現しないと分からない。LEDの光はただの光だけど、その光りに意味をもたせれば何かを表現することができる。ほんのちょっとしたことなんだけど、パーツを組み合せることでパーツ自身がもっている役割以上のことができると思うの。電子パーツをぼーっと眺めながら、夢見る電子工作乙女はそんなことを考えています。

今回の記事では電子パーツの組み合わせの中でも特に相性ぴったり💗のパーツについて紹介します。



お嫁さんパーツ👰】
ちっちゃい 🐸 3cmのミニミニLED電圧計
電子工作の"組込み用"にぴったり🐖

30 x 11.5 x 9 mmのミニ電圧計です。
測定する対象のものから電源を取る仕組みなので、電源を別に用意する必要はありません。プラスとマイナスをつなげるだけで動作します。
とっても便利でとっても使い勝手がいいの。おすすめです(∂. ∂🎀/

👰 LEDミニデジタル電圧計


【動作実験】
この前作った定電圧出力ガジェットたちを使って、動作確認してみましょう。

🤖 定電圧出力ガジェット「ツー」と「カー」

🧪 実験用回路

上の写真のように動作検証回路を組みました。9v電源から三端子レギュレータで 3.3vを作り、電圧計につなげます。電圧計は測定する回路に対して並列につなぐんだけど、直列でつないじゃってますね。コメント欄でお叱りをいただきそう......。

💡 LED表示

LEDの光は強くて、明るいところでもはっきりと表示が見えます。斜めからのアングルで見ても、よく見えました。
写真で表示されている電圧にはやや差異がありますが、使っているうちに 3.3vから ±0.2vくらいに安定するようになりました。


5vでも同じように回路を組んで実験してみます。

💡 5v実験

5vの測定値は初めからほぼ正確に測定できました。誤差があったり不安定だったりするのは使い始めだけなのかもしれない。光の強さも十分です。

つなげるだけで使えて、しかもちっちゃくて、とっても便利な電圧計。特に組込みパーツとして重宝しそう。いいパーツ見つけちゃった🐈

💡 紹介パーツ   💡 4色 (少しサイズ違う) 💡 ケース付(3.2v~)
      



☕ Tea time

                    Mira & Luna's nursery lab



お婿さんパーツ🎩】
入力電圧を大きくブースト
昇圧DC-DCコンバータで電圧を自在にコントロール🔥

"MT3608"

これは直流の電圧を変換させる"DC-DCコンバータ"で、入力電圧を上げて出力する昇圧タイプのものです。
範囲は入力が 2~24v、出力が 28vまでです。
このサイト"ナーサリーラボ"でも以前に紹介しました。
miraluna.hatenablog.com

前回の記事では私は良い子で、ちゃんと定格を守って28v以内で出力している。でも今回は悪いミラ子がやってきて、定格を大きく上回った電圧を出力しちゃったの。その時の暴走の様子が以下の写真です。


このように ↑ 9v電池で実験用回路を組みました。


DC-DCコンバータの青い箱(ポテンショメータ)に付いている金色のちょこんとねじを回すと、電圧をブースト(昇圧)できます。


現在8.7v出力です。


ちょこんとねじを昇圧と反対方向に回してみると、6.9vまで降圧できました。このコンバータは昇圧用なので、これ以下には下がらなかった。


22.6v出力。うんうん、昇圧できてる🐰


え!? あれっ。48v出力🦅
悪い子ミラ=ビターが来たみたい。
Mira Biter


ちょっと! もうやめて。危ないよ🔥💀


ふう......。怖かった。
9v出力。そうそう、これくらいに納めておこうね。


ようやく悪い子はいなくなり、パーツも無事でした。
良い子のみんなは定格を守りましょう🐫

やっぱりコメント欄でお叱りを頂きそう......💦


 ↓ 紹介パーツ
⚡ MT3608    ⚡ XL6009(電圧ちょと大きい)   ⚡ LM2596(降圧)
           



💒そして二人は出会ったのであった💗

💡 MT3608でLEDを光らせる。

MT3608にLEDをつないで、光の強さを変えてみましょう。ポテンショメータのちょこんとねじを回すと光の強さが変わります。明るくなったり弱くなったり。これですでに調光器の完成ね。
でもちょっと問題があるの。LEDはけっこうデリケートなパーツで、5vくらいの電圧を流すとすぐに壊れてしまいます。ArduinoでLチカ(LEDをチカチカ)するときにも抵抗器をつなぎます。今回も抵抗器をつないではいるけど、大きな電圧がかかればやっぱり壊れてしまいます。問題なのは、この回路では今どれくらいの電圧がLEDにかかっているのか分からないところね。

そんな悩める青春時代を送っていた「MT3608」君でしたが、ある日突然運命の出会いが訪れます。小さくてコンパクトな姿、緑色に光る美しい光、そう、彼は愛おしいミニ電圧計と出会ったのです。私ミラも名前を知らない彼女とMT3608君の相性はそれはそれは抜群で、まるで前々前世で結ばれていた恋人たちの邂逅のようにミラクルフィットな二人はランデブーを重ねてボヌールなマリアージュへと至るのです。

(以上、茶番)

💒 Bonheurなmariage 🔔

ミニ電圧計をつなぐことでLEDに2.6vの電圧がかかっていることが一目で分かります。MT3608のポテンショメータを回せば、併せて電圧計の表示も変化します。これならLEDを壊してしまう心配もないね。(悪い子が悪戯しなければ🦇)

💡 2.5v以下だと光が弱い

電圧計の動作電圧は"2.5v~"となってます。電圧を2.5v前後にすると表示の光が弱くなって、2.3vくらいでは表示できなくなってしまいました。上は30vまで測れて、40vくらいで壊れてしまうそうです。

💡 素晴らしい組み合わせ

DC-DCコンバータの「MT3608」は電圧計がないと出力の電圧が分からなくて扱いにくい。組込み用ミニ電圧計は計測する対象がいないと存在意義を発揮できない。そんな二人はまさに必要とする相手と出会ったの。まるで初めから一緒になるよう決められていたかのように相性ぴったりな組み合わせ。電子パーツ界の最高のマリアージュね。



今回は電子パーツの最高の組み合わせの一組を紹介しました。きっとまだまだ素晴らしい組み合わせがたくさんあることでしょう。パーツの世界って面白いな。
紹介はミラでした。
Mira

だって三端子レギュが好き💗 定電圧を出力するガジェットの電子工作🐓DIY🐤

Mira&Luna

ミラです(↑ アナに扮してるほう)。

電子工作をしていて、ちょっとした動作テストをしたいときに定電圧がほしいときってありませんか? ありますよね?(もうすっかり電子工作ヲタになった人の発言🐶)
特にArduinoやラズパイ界隈をいじってる人なんかは、「3.3v」と「5v」の定電圧がほしくなりますよね。ね。(末期🐰)

そこで、3.3vと5vの定電圧を”9vのあの四角い電池”(←なんていう名前の電池なんだろ?)から引き出すシンプルなガジェットを作りたいと思います。
簡単なはんだ付けでできちゃうから、電子工作初心者のはんだ付け練習にももってこいね🎻

使うパーツはこれ。

三端子レギュレータを使います。DC-DCコンバータとか、可変抵抗とかで自由に電圧を制御できるようにすればもっと便利なんだろうけど、今回は「三端子レギュ🍀」を使うの。どうしてかって? それはもちろん、私が三端子レギュレータが好きだからよ💗
三端子レギュって、なんかこう、素敵なパーツでしょ? 見た目とか、用途とか、値段(今回は50円のと30円の)とか。なんかこう、・・・・・・素敵でしょ?(察してください🥺)


配線図はこんな感じ。

この子は三つの端子の真ん中に3.3v以上の電圧で電流を流すと、左の端子から3.3vを出力してくれる。右の端子がグラウンドね。入力・出力・GNDピンはパーツによって異なるので、データシートでしっかり確認しましょう。
入出力ピンとGNDピンの間には、それぞれ雑音(雑電流・ノイズ)をカットするためにパスコン(バイパスコンデンサ)と呼ばれる小さなコンデンサを間に挟みます。データシートによると0.1μF(マイクロファラッド)のものがいいみたい。
さあ、わくわく楽しいはんだ付けタイムです🍰


3.3v定電圧出力ガジェット「完成」🎉

なんだかロボットみたい🤖
電池スナップに9v電池(←なんていう名前の電池なんだろ?)をつなぐと、ばんざいしている両腕から3.3vを出力します。黄色い左手が+極で、白い右手がー極になっています。


それでは同じようにして 5v出力のガジェットも作っていきましょう🐓

今度の三端子レギュは、バイパスコンデンサに0.1μFと0.33μFのものを使うように書かれていた。ちょっとくらい違っても大丈夫なんだろうけど、私ちょうどどちらも持っていたので、データシート通りのパーツを使います🐤

配線図はこう。

左の端子が入力で、右の端子が出力。そして真ん中がグラウンドね。この配置がわかりやすくて好き。パスコンは入力側に0.33μFを、出力側に0.1μFをつなぐのが正しい使い方のようです。


楽しいはんだタイムを経て🍭


5v定電圧出力ガジェット「完成」🌹

こちらもロボットみたい🤖
出力の両腕は、青い手がー極で黄色い手が+極よ。



それでは正しく電圧が出力されるかどうか、確認しましょう。

3.3v」         「5v」

「3.29v」と「4.99v」。うんうん、ほとんど正しく定電圧を出力できてる🐈 O.K.


このガジェットたちを使えば、電子工作で3.3vや5vがほしいときにすぐに定電圧で出力できるわね。使う日が楽しみ。これからよろしくね、二人とも。

あらあら、仲良きことは美しきかな、ね。



<もっと便利な定電圧出力ガジェット>
⚡電圧調整できるコンバータ ⚡組込み型降圧コンバータ ⚡車から 5v出力