Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

「CAST NEWS」 コペルニクス的"転回"

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ハナヤマさんの「キャストパズル(はずる)」

CAST「NEWS(ニューズ)」

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コペルニクス
ニュートン
エジソン
アインシュタイン

それまで当然とされてきた固定概念をひっくり返して、新しい事実を発見する発想の転換ってとってもわくわくする。

今回のニューズはまさに「発想の転換」をパズルにしたような解法。

キャストパズルには「知恵の輪」という、「輪」を外すイメージがあったけれど、このニューズには絡み合う輪のような部分はない。
箱根細工の秘密箱のように、動かせる秘密のスイッチのような部分もない。
まるで動くところがないの。
さてさてこれをどうやって解いたかというと、ミラが偶然解いたのがきっかけになったの。

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どこにも動かせるようなところがなくて、ミラが「ん~~」って言いながら振り回していた時にたまたま外れた。仕組みが分からないまま元に戻すと、またぴったり合わさって動かなくなっちゃった。
そこから中身の想像をして仕組みを考えたの。
ちょっとしたきっかけで外れるけれど、しっかりと合わせておくためにはどんな方法があるのか。内部を触らずに仕組みを動かすためには、どんな力をはたらかせればよいのか。
傾きによる重力? それだけじゃだめみたい。
体温による温度? 違うわよね。
二つ以上の方向に力を加えることはできないかしら?
と、いうところでひらめいたの。晴天の霹靂。
小さい頃、二つの銀の玉をくぼみに入れる小さなおもちゃがあって、それの解き方がまさに同じものだった。
あるじゃない、複数の方向へ力をはたらかせる方法が。
やってみると…やっぱり。解けた!

中を見てみると、なるほどと納得する造りになっていました。
本当にこのはずるシリーズのパズルはよくできている。
このニューズは知恵の輪の「輪」の概念から脱した、発想の転換を求められるパズルでした。
でもこれは一度仕組みを分かってしまうと、繰り返し遊ぶには簡単すぎるパズルになってしまうわね。
見た目が面白いから飾っておくにはいいかも。

ヒントはこのパズルの名前「NEWS」にあったのね。どうして「ニュース?」という名前にしたのかしらと思っていたけれど、これは四方位を表しているということに気が付いたの。Nは北、Eは東、Wは西、Sは南。だから名前も「ニューズ」であって「ニュース」とは無関係。なぜ四方位を表しているかというと、このパズルはコンパスの形を模したものだから。コンパスって、くるくる回るでしょ? それがヒントだったのよ。


このニューズを解くために必要な力とは……
( ↓ 答えがほぼ分かってしまうので、見たい方だけ見てください)

















「遠心力」です。

コペルニクス的転換のような転回。
コペルニクス的転回(回転)ね。