サン=ジャン=ピエ=ド=ポーからサンチアゴ=デ=コンポステーラまでの巡礼の旅を終え、その先にある「大地の果て」MuxiaとFisterraへと向かいます。
目次へ 文:Luna 助言・あーせい校正:Katari
☆ Camino de Santiago 巡礼路
☆ サンチアゴ=デ=コンポステーラからMuxia
☆ MuxiaからFisterra
Luna
サンチアゴ=デ=コンポステーラの町に到着し、聖ヤコブのお墓参りを果たして巡礼の旅を終えた私たちは、巡礼路の最奥の地である「大地の果て」と呼ばれるムシアとフィステーラの町を目指すことにしました。
「巡礼のその後 大地の果てムシアとフィステーラ」
<ムシアへ>
朝、荷物を自転車に積み込んで宿のラウラにお別れを言います。
もう少しゆっくりしていたい気持ちもあるけれど、私たちの旅はまだ続いているのです。
大聖堂へ行って朝のお祈りと出発のあいさつをします。
ここからは巡礼の旅ではありません。
☆ 大地の果てへと向けて
一つの目的を遂げて、新しい気持ちで出発します。
大地の果てはどんなところなのでしょう。
☆ ローマ時代の遺跡の残る公園
途中で休憩した泉のある公園はローマ時代の遺跡が残る地域のようです。
辺りにはいくつもの遺跡が残っているというようなことが書かれていました。
☆ ムシアの町
宿で話に聞いていた通り、自転車では2日ではなく1日で着くことができました。
おじいさんは平らな道のりだと言っていましたが、私たちは地図を見てアップダウンのある道を想像していました。やはり坂道の多い道のりでした。
でもチェーンとスプロケットが新しくなったので、登り坂も怖くありません。どんどん登っていけます。
そして午後にはムシアの町に到着しました。
海に突き出た突端に小高い山のある海沿いの町です。
☆ 山の頂上にある十字架
運よくアルベルゲに宿をとることができました。ムシアとフィステーラは混雑していて宿をとるのは大変だと聞いていたのです。宿の女主人はちょうど今夜キャンセルが出たところで、あなたたちはラッキーだわ、と言っていました。
宿に荷物を置いて、町の端にある山を登ります。
山の頂上には石の十字架があり、そこから大西洋を眺めることができました。スペインに入って初めての海です。とってもきれい。
☆ 海に面した教会
山のふもとの海に面したところに教会があります。ここがムシアの「大地の果て」です。
かつての巡礼者たちもこの土地を訪れたのでしょう。
☆ 大西洋と教会
この日私たちは宿の仲間たちとにぎやかに過ごしました。
宿には小さな子猫がいて、どういうわけかその子猫になつかれた私はずっとひざの上に抱いたりすり寄られたりしていました。とってもかわいい。
<フィステーラへ>
次の日の朝、出発しようと荷物を積み込むと後輪がパンクをしていました。宿の人にたらいを借りてカタリが修理してくれました。いつもより少し難しい修理だったみたいです。
出発してしばらくは、雨でした。
☆ あれがフィステーラの町
ムシアからフィステーラの町は遠くはありません。でも大きく道をそれたりもしたので、到着は午後になりました。
フィステーラの町は細長い半島のようになった先にある町で、遠くから眺めることができました。
☆ 巡礼者の像
フィステーラの町を望める場所に巡礼者の像が立っています。
あと少しで大地の果てにたどり着こうとする巡礼者。巡礼者たちはこんな果ての地にまで来たのですね。
☆ 朝顔の谷
☆ フィステーラの灯台
とうとう私たちは大地の果てフィニステーレ(フィステーラ)へとやって来ました。
この突端が、巡礼路の端っこなのです。
☆ 巡礼路 0km地点
巡礼路でずっと追いかけてきた目印です。
サンチャゴを目指すカミーノでは、数字はサンチャゴの大聖堂までの距離を表してきましたが、ここでは道の果てを表す0kmが書かれています。
ここが巡礼路の最果てなのですね。
☆ 最果ての地の十字架
灯台の下の岬では盆の送り火のような火があちらこちらで焚かれていました。
巡礼の終わりに火を焚く習わしがあるのでしょうね。
☆ 町からの眺め
☆ フィステーラの町
☆ 細い路地
それから私たちはフィステーラの古い町を散策しました。
町には巡礼を終えた巡礼者たちがたくさん歩いています。
目的を遂げた巡礼者たちは、これからどこへ向かうのでしょう。
私たちはもう巡礼者ではありません。
また自転車旅の旅人に戻り、私たちの旅を続けます。
ここまでで「Camino 自転車旅」の記事は終わりますが、私たちの旅は続きます。
続きの旅の様子はまた別の機会にお話しできたらいいなと思っています。
次に向かうのは南。
ポルトガルを目指します。
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この旅の続き🏰ポルトガル編🏰 ↓
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★アンダルシアの旅★