Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

空港で自転車を預けるためにパッキングします。マラガからローマへ。お土産もいっぱい買いました。

帰り道編】ヨーロッパ自転車旅
                    🌈スペイン、マラガの街🌞
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旅の帰路日目」飛行機輪行
スペインの南、マラガという大きな街にいます。(4年前のお話です。)
昨日は旅の終着地タリファを出発し、とっても怖かった強風の崖の道を越えて、アルヘシラスという町から列車に乗りこの町へとやってきました。でも夜までずっと宿が見つからなくて、昨日の夜は本当にくたくただった。
今日はいよいよ日本へ向けて飛行機に乗ります。でもその前にお土産を買わなくっちゃね。

飛行機に乗る前に、旅のお土産を買いましょう。マラガ(Málaga)でのお買い物の一日。
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おはよう。昨夜はへとへとに疲れていたから、いつもより朝遅くまでぐっすりと眠りました。
昨日の夜に私が眠った後で、カタリ(保護者です)が今日の飛行機のチケットを取ってくれていたの(カタリだってとても疲れていたでしょうに)。朝起きたら「今日の夕方の便に乗る」と聞かされてびっくり。ローマ経由で乗り換えをするチケットだそうです。そんなわけで今日はマラガの町の観光と、お土産の買い物と、空港で自転車のパッキングをします。


☆ 朝のマラガの街
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まずは宿屋さんでゆっくりと朝ご飯。旅をしているときの朝ご飯はとっても大切だから、いつもしっかりと食べます。
それから部屋で荷物の整理をしました。今日は飛行機に乗るので、荷物を飛行機用に積み替えます。空港ですぐに預ける荷物と手荷物を分けられるようにね。


       ☆ 街の中心地にある宿
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☆ 万華鏡みたい
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泊まった宿は街の中心地にあります。昨夜は宿が見つからずに、長い間マラガの町を彷徨ったの。へとへとに疲れていたし、心細かった。だからこの宿に泊まれることが分かったときは、本当にほっとしました。この宿が今回の旅の最後の宿になります。
私たちは女神様みたいに思えた宿のお姉さんにお礼を言って、快適な宿を後にしました。


☆ 大聖堂
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まずは大聖堂へ向かいます。
旅をしているとき、私たちはいつだってその土地の神様(仏様や精霊など)に挨拶をするようにしています。「それがどのような宗教や信仰だとしても、その土地の人々が大切にするものは大切にしなさい」っていつもカタリに言われています。「それが旅人の払うべき敬意であり、旅路の安全を守る術(すべ)だ」とも。


☆ パイプオルガンのある厳かな堂内
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私は、聖堂や教会でお祈りをする時間が好き。自転車で旅をしていると、雨に降られたり、暑さに苦しんだり、砂や汗に汚れて体も心もばさばさした感じになります。それでも教会に立ち寄れば、不思議と心が静かになります。一日二日ではどうやっても辿り着けないほど大きな旅路や、視界の届くずっと先までも広がる世界の大きさや、自分の力ではどうすることもできない運命めいたものに圧倒されて、それらの前でちっぽけな自分が感じる畏怖からでしょうか。それとも静謐で清廉な空気が、安心を与えて敬虔な心持ちにさせるからでしょうか。理屈では分からないけれど、教会でお祈りをするときはいつだって私の心は静かになります。


       ☆ マリア様
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大聖堂の中央には、ファティマの村で見たようなマリア像がありました。私たちはアイルランドからスペインまで、この旅の間ずっと土地の神様や精霊たちに守られ続けてきました。私たちはキリスト教徒ではありませんし、神様や精霊といってもキリスト教に限った神様や精霊のことではありません。日本の土着信仰にみられるようなアニミズムや精霊崇拝のような、未分化な子どもがいう「かみさま」のような、境界の曖昧なものではありますが、確かに私たちの旅は守護されてきたのだと感じます。


☆ 歴史深い立派な教会
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立派な建物。天上を見上げると、まるで木漏れ日溢れる森の中にいるみたい。ここマラガの町はローマ帝国イスラムカスティーリャといくつもの勢力の支配下にあった町。だから様々な宗教や文化が混在している歴史深いところなの。ピカソの生まれ故郷でもあるそうですよ。


☆ 絢爛な造り
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ここまで、長い旅路でした。日本を出発してから2ヶ月半、アンダルシアの荒野では暑さに負けそうになったり、フランスの自由さに心が追いつかなくて淋しくなったりもしました。雨に降られたり、大きな橋に怖くなったり。それでもやっぱり旅の毎日は魅力的な刺激に溢れていて、一日一日が宝物のようでした。とても素敵な旅路でした。その旅ももうじきおしまい。今日の夕方、私たちは飛行機で日本へ向かいます。大聖堂で跪き、今までの感謝と、旅の無事と大切な人たちの幸福、それからお別れのお祈りをしました。「ここまで守ってくださってありがとうございました。旅の終わりまで、どうかお守りください。お世話になりました。」


☆ マラガの市場
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さあ、それではお土産を買うため、お買い物に出発!
大聖堂を後にして、まずは町の市場へと足を運びました。いろいろな種類の新鮮な食料品がたくさん売られていて、賑わっています。飛行機で運ぶのでお土産にできるものは限られてしまいますが、お菓子とか袋に入っているようなものなら大丈夫ね。見たことのない果物とか魚とかが売られているので、市場は見て回るだけでもとっても面白い。この市場では飲食はしなかったけれど、ジューススタンドで果物を絞ってもらったり、市場内の食堂でお昼ご飯を食べるのも市場の楽しみです。


☆ 賑わうマーケット
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市場を一通り回ったら、今度は街の中心地でお土産屋さん巡りです。闘牛の置物や、アンダルシアの伝統的なデザインの小物や衣装、ピカソに関係のあるお土産もたくさんありました。とってもきれいなフラメンコの衣装に心惹かれたけど、着る機会がなさそうなので諦めました。ハロウィンで着られたかもしれないな。
日本にいる家族や友だちのことを思いだして「これをあげたらどんな顔をするかな?」と喜ぶ顔を想像しながらお土産を考える時間が好き。その人が喜ぶようなものを見つけた時も嬉しいし、実際にお土産をあげて喜んでくれたらもっと嬉しい。お土産って、2回も嬉しい気持ちになれますね。でもカタリはお買い物があまり好きではないそうです。毎日の食料品の買い出しとかは得意なのに、お土産を選ぶのは苦手なんだそうです。楽しいのに、なんでだろう?
お土産屋さんを一通り見て回り、荷物がぐっと重たくなりました。私は満足。カタリは一安心といった様子です。

空港までは長い一本道を真っすぐに走って行きます(記事の上の方にあるこの日のルート地図を見ると、どれほど真っすぐな道か分かると思います)。まっすぐな道に入ってすぐの辺りで、大きなスーパーマーケットに寄りました。カタリはここでお土産のお酒を買いました。買い物は苦手だと言っていたのに、お酒のお土産を買うときはなんだか楽しそう。


☆ マラガ空港に到着
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お土産をたくさん買い込んで、マラガ空港に到着しました。自転車での移動はここまでです。空港内は広いけれど、国際線出発ロビーの案内板を追っていけば迷うことなく出発ロビーに辿り着けました。

さあ、ここから一仕事です。荷物は飛行機に預ける荷物と機内に持ち込む手荷物とを今朝のうちにだいたい分けておきました。あとは自転車のパッキングです。空港の隅っこに広い空きスペースを見つけて作業します。まだ3時前。飛行機は18時の便だから、余裕があります。まずは自転車を分解して、タイヤや泥除けなどの各パーツをひもでくくります。チェーンやフレームエンドなどは、靴下を何重にも重ねてはかせて保護します。このやり方はカタリが高校生の頃に出会った自転車の旅人から教わったそうです。その人は何度も海外に自転車を運んだ経験があるんですって。「靴下をはかせる」っていう表現を聞いたときには思わず笑っちゃった。
自転車に靴下をはかせたら、輪行バッグに収納します。できればダンボール箱に入れる方が頑丈で壊れにくいんだけど、自転車用のダンボール箱がいつでも手に入るわけではないですからね。

作業は15時半くらいに終わりました。空港の椅子に座って一休みしながら、食糧袋に残っていたお菓子やペットボトルの飲み物なんかをみんな食べたり飲んだりしました。それから着替えをして、出発時刻の2時間前にチェックインカウンターへ行くとすごい行列。とっても時間がかかって、17時半くらいにようやく手続きが完了しました。自転車も無事に預けることができました。でもいそがなくっちゃ。

出発ゲートをくぐり手荷物検査を受けます。ここでカタリが引っかかったの。今回の旅は出発地のダブリン空港でも引っかかり、帰りのマラガ空港でも引っかかりで、カタリが言うように"トラブルトラベル"です。カタリは自転車を組み立てるためのツールを間違えて手荷物の方に入れてしまったの。うっかりしちゃったのね。私たちは荷物を預かってくれるチェックインカウンターへ戻されたんだけど「もう閉まったよ」と言われてしまい、再び手荷物チェックの場所へ行きました。するとそこも混み始めていて、私たちの番が回ってきたのは17時50分でした。出発の便は18時です。カタリは係のお姉さんに18時の便に乗ることを伝え、自転車ツールをカウンターに広げて「持ち込めないものは全部あげるよ。だから通してくれ」と必死に訴えました。お姉さんは私たちの事情を汲んでくれて、数人で話し合いながら持ち込めないものを急いでより分けてくれました。結局置いてくることになったのは、スパナ類、タイヤレバー、六角レンチ数本とプラスドライバー。でも一番多く使う六角レンチとタイヤのクイック(クイックリリースレバー)は持ち込ませてくれました。この2つ、特にクイックがなければ自転車を組み立てられないので、助かりました。ローマで乗り換えをするときにまた引っかかるかもしれないけど。
クイックがないと自転車を走らせることができません。成田では空港から知っている限り近くの自転車屋さんまで7~8km。とても担いで運べる距離じゃない。パッキングされた自転車は、とっても重いんですよ。お姉さん、ありがとう。

ようやく手荷物チェックを通ることができたので、そこから大急ぎで搭乗口へ。18時ぎりぎりに辿り着くとどうやら遅延があったみたいで、ちょうどゲートが開いたばかり。あぁ。良かった。間に合った。


☆ ローマへ
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行きも帰りも空港ではトラブルトラベルでしたが、なんとか必要なものを持ったまま飛行機に乗ることができました。やれやれです。
飛行機は遅れながらも無事出発し、2時間くらいでローマに到着しました。時刻は夜の20時半。成田行きの乗り換えの便は明日の15時15分出発。時間はたっぷりあるので明日はローマ市内を観光する予定です。今夜は街に降りて宿を探すこともできるのですが、昨夜のように宿が見つからないと辛いので空港で朝まで眠ることにしました。他の乗り継ぎのお客さんたちもあちらこちらの空きスペースで眠り始めました。でもどこで眠ろう? 結構人の往来がたくさんあって、ベンチも空いていない。なかなかゆっくりできそうな場所がありません。他のみんなはどこで寝ているのか見てみると、居心地の良さそうなダクトの上に居場所を見つけた人がいました。私たちもダクトを探して横になってみると、確かに人の目からは少し離れていて足を伸ばして寝転がれます。でも、ダクトが冷たい。しばらく横になってみましたが、あんまり背中が冷たいのでカタリにお願いして別の場所を探すことになりました。しばらく迷っているうちにカタリがテントを敷くというアイディアを思いつきました。飛行機に荷物を預ける際、制限があって仕方なく手荷物として機内に持ち込まなくてはならないものがいくつかあったのですが、幸運にもその中にテントもあったんです。張るのではなく敷くだけなら、毛布を敷いて寝転んでいる他の人たちのやり方と同じですよね。そこで私たちはなるべく人の往来のない隅っこの場所を見つけて、そこにテントを敷きました。寝袋はなかったのでフライシートを掛け布団のようにして寝てみました。するとこれがとっても快適で、人の通る様子もなく、眠ることができそうです。

こうして私たちはこれまでの旅路から遠く離れて、イタリアのローマの地で朝が来るまで眠りました。明日は自転車旅ではなく、ローマ市内を歩いて観光です。楽しみ。


          ☆明日へつづく☆


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