春めいてきましたね。
オオイヌノフグリが青いじゅうたんのように咲いています。
「オオイヌノフグリ」の命名者は牧野富太郎先生です。牧野先生、こんなに可憐な花にどうしてそんな名前を付けたのかしら。って思っていたのですが、もともと「イヌノフグリ」という名前の植物があって、そこから牧野先生がオオイヌノフグリの名前を付けたんですって。だから牧野先生を責めてはいけませんね。
☆ なのはな
こちらは黄色いじゅうたんのよう。
なのはなが一面に咲いています。
なのはなにはいくつかの別名があります。油をとるために栽培されれば「アブラナ」。野菜として育てられれば「菜の花(ナノハナ)」。作物名は「菜種(ナタネ)」です。変種のからし菜はよく似た植物だけれど、小松菜や白菜なんかもアブラナの変種だそうですよ。
もう綿毛が膨らんでいる。
タンポポやつくしも出てきました。
道端でよく見かけるけれど、なんていう名前の花なのかな?
かがみこんで路傍の花をよく見ると、あちらこちらに名前の知らない可憐な花がいっぱい咲いています。その花たちの名前がわかったら、きっとお散歩も今以上に楽しくなるでしょうね。
☆ スイセン
暖かくなって、花たちがいっせいに咲き始めて、ひばりたちがさえずっています。
人だけではなく、多くの生き物たちが生きる歓びを感じる季節。
でも、今なお悲しみの最中にいる方や、悪夢から抜け出せないで苦しみ続けている方もいます。誰もが春を喜べる心境にあるとは限りません。
それでも春はやってきます。感じ方も、思い出す内容も人それぞれ違います。たとえほんのわずかでも、春の光と暖かさがどうかすべての人の心に明るさと温かさをもたらしてくれますように。