読書のすゝめ📚
春ですね。
梅の花が散ってしまい、木蓮も落ちてしまったかと思えば、タンポポやオオイヌノフグリ、そして桜が見ごろになりました。
あっちにもこっちにも素敵な花たちがいっぱい。心うきうきする季節です。
そんな暖かで穏やかな春の季節には、何か新しいことを始めたり、1つのことに集中して取り組んだりしやすいですよね。
私はこの春休み、ティータイムに本を読むことを楽しんでいます。
今までに読んだ本の中から、おすすめの本を紹介しますね。
🍀 シロツメクサ
『若草物語』
アメリカのルイザ・メイ・オルコットさんの書いた私小説的な物語。
これを読んだ時から私の生活感覚は一変して、家族や家のことをそれまで以上に大事にしようって思えるようになったの。ガスも電気もない温かい家庭、暖炉の前に皆で寄り添うような生活、憧れるなぁ。若草物語とは別の話になるけれど、アーミッシュの方々の生き方や価値観、私も少しわかる気がします。この本のイラストを描いているターシャ・テューダーさんの生活も。
🌼 白梅
『少女パレアナ』(『少女ポリアンナ』)
『赤毛のアン』の訳者である村岡花子さんの訳。
読むといつだって前向きになれる本。主人公のパレアナがとにかく楽天家で、どんな状況だってよい意味に考えられるの。私もそんなふうにものを見ることができるよう、心がけています。
🌼 菜の花(アブラナ)
『小さなトロールと大きな洪水』
ムーミンシリーズの原点となった物語。
当時、風刺画を多く描いていたトーベ・ヤンソンさんは、絵の中に小さな不機嫌そうなトロールを自分の分身のように描いていました。戦時中のことです。そのトロールが主人公となった初めての物語。ムーミン童話に漂う不安感や薄暗さ、生きることへの歓びなどが色濃く表れています。
🍀 クローバー
『アルケミスト』
私と保護者カタリの愛読書。
私たちのヨーロッパ自転車旅に縁のある「サンチャゴ」「タリファ」「ファティマ」が登場します。童話めいていてスピリチュアルな不思議なお話。パウロ・コエーリョさんの他の作品も魅力的です。
( ↓ 私たちの自転車旅のお話)
miraluna.hatenablog.com
🌼 オオイヌノフグリ
『楽しい鉱物図鑑』
読書ではないかもしれないけれど、私がいつも石を調べるのに頼りにしている本。とっても丁寧な解説がされていて、石にまつわる色々なお話を読むことができて楽しい。カラーの写真で色とりどりの石たちが掲載されているので、見てるだけでうっとりしちゃう。
🌸 桜
『たけくらべ』
「ひなっちゃん」こと樋口奈津さん(樋口一葉さん)の名作。
現代語訳も出ているけれど、ぜひ原文のものを読みたいところです。奈津さんは和歌に手練れた方だったので、日本語のリズムの美しさが見事に結晶しているんです。だから音を追うだけでも魅力を感じられる、魔法のような文章。そして何より淡い恋物語が胸キュンです。私はドラマや映画よりも、自分で読む『たけくらべ』のほうが長く余韻が残りました。読んだ後の数週間はずっと心がキュンとしてました。
私のおすすめの本をいくつか紹介しました。
皆さんはどんな本を読むのでしょうか。
春の暖かな季節に、素敵な本との新しい出会いがありますように。
ルナ