ATtiny202のための書き込みシールドの作製🐟
Mira
ちびちびマイコンATtiny202。
2kBのメモリで 40円🥕
価格は2021.2月現在 秋月電子通商さんにて。
あだ名は「ふたまる」に決定🍓(ふた丸・二丸)
前回の記事でこの子にプログラムスケッチを書き込めるようになったので、今回は書き込み用のシールドを作ります。
🍰ATtiny202 書き込み方法の記事 ↓ ☕
miraluna.hatenablog.com
🐢 ATtiny202(ふたまる)用の書き込みシールドを作ろう 🐎
🍓 ふたまるはATtinyの新シリーズ
Arduinoのマイコンである"みつは(ATmega328)"を開発したAtmel社はMicrochip Technology社に買収されました。ふたまる(ATtiny202)は、買収後に新しく開発された新シリーズ。
新しいTinyシリーズには"0シリーズ"と"1シリーズ"があって、1シリーズは0シリーズの上位互換のような位置づけみたい。0シリーズはよりコストを下げた"汎用型"と言えるんじゃないかな。
🍓 新しい型番表記
新Tinyシリーズは型番表記も新しくしたみたい。
例えば「ATtiny1614」という型番だったら......。
まず「ATtiny」はAVRマイコンのTinyシリーズを表してる。
次の「16」がフラッシュメモリの容量を表してる。
2なら2kB、32なら32kB。だから16は16kBね。
次の「1」は1か0で、1シリーズか 0シリーズかを表してる。
最後の「4」はpinの本数。
2なら8pin、4なら14pin、6なら20pin、7なら24pinを表すそうです。
◆ ATtiny202 ピン配置図
上の図はふたまるのデータシートに描かれているピンの配置図です。
🍓 書き込み方式の変更
"ちびやっこ"こと「ATtiny85」や、"瞳子(とうこ)"こと「ATtiny13」は、SCKとMISOとMOSIという3本の通信線をArduinoと配線するSPIという方式でプログラムの書き込みを行っていたの。
でも新しいTinyシリーズの書き込み方式はUPDIという方式に替わって、なんと1本の通信線で書き込みができるようになったんですよ。
🍓 UPDI 配線方法
ピン配置図でいうと、ふたまる右側の上から3番目のピン"6ピン"に、UPDIとありますよね。これがArduinoを書込み装置としたときの通信線です。
通信線は1本なんだけど、書き込みのために実際に配線するのは、
<Arduino> <ATtiny202>
① 5v - Vcc
② GND - GND
③ D6 - 4.7kΩ - UPDI (6pin)
④ ArduinoのResetとGNDの間に10μFの電解コンデンサ
これだけの配線が必要です。(コンデンサはなくても書き込めると思う。)
慣れてしまえば大変な配線ではないんだけど、コンデンサや抵抗器も取り付けた状態のシールドを作っちゃえば楽よね。
そんなわけで今回は、ふたまる用の書き込みシールドを作りました。
◆ ふたまる用書込みシールド
🍓 書き込みシールドのパーツ
8x6ホールのちっちゃな基板に「10μF電解コンデンサ」「4.7kΩ抵抗器」「8pinソケット(丸ピン)」「ピンヘッダ」を前述の配線ではんだ付けしました。
ArduinoのD6ピンは他のピンたちと反対側にあるので、ジャンパーワイヤを使いました。
シールド基板の大きさ 2.35cmx1.8cm。
◆ Arduinoにシールド装着
🍓 Arduinoへ装着
こんなふうにArduinoに装着します。裏にはコンデンサや配線があるから、Arduinoのボード上に載ったみつは(ATmega328P)と干渉しないように外側へ出るような装着の仕方。オレンジの線は、ボードの反対側にあるD6ピンへと接続します。
ATtiny13・85やATmega328のシールドを作ったときは丸ピンソケットがなかったから平ピンソケットを使ったけど、今回は丸ピンソケットを使いました。これから何度も抜き差しするだろうから。
◆ スケッチを書き込んでLチカしよう。
🍓 シールドを使って書き込み&Lチカ
作製した書き込みシールドをArduinoに装着して、新しいふたまるにブートローダの書き込み。
うん、うまくいった。
次にLEDをチカチカさせるLチカプログラムを書き込み。
やった。うまくいった。
ぴーすV
これでいつでもふたまることATtiny202にスケッチを書き込むことができるようになりました。これからよろしくね、ふたまる🐢
<関連記事へのリンク集> 画像がリンクになっています。
🐢ふたまる 🍀みつはたち 🌻ちびやっこ 🌼瞳子
🌳ブートローダ 🌟Tinyシールド 🌌megaシールド