ケルトの人々が建てた ストーンサークルの遺跡へ
◆ アイルランド自転車旅 ◆
Luna
☆9日目
港町コークを出発して、ストーンサークルのある入江の町ロスカーベリーへ
☆石の橋と教会
☆Wild Atrantic Way この向こうに大西洋が広がる
大西洋に面した道。日本から見て地球の反対側にある大海が、この道の向こうにあります。写真には写っていないけど、左側に大西洋が見えました。
大西洋を見るのは初めて。
☆Rosscarbery(ロスカーベリー) の町
入江の町ロスカーベリーに到着しました。この日はスキッベレーンの町を目指していたんだけど、ロスカーベリーの町で地図を見ていたらこんなものを見つけてしまって……
どうやらケルト人の建てたストーンサークルがあるらしいの。
これは行かない手はないねって、そこへ向かうことにしました。
☆ストーンサークルのある遺跡入口
町の中心からここまで、思っていた以上に遠かったです。
アイルランドらしいヒースに石積みの壁が、かつての面影を偲ばせます。ロマンね。
ここから奥へと入っていくと……
ストーンサークルがありました。
イギリスのストーンヘンジのように大きくはないけれど、触ったり、円の中に入ったりできるの。
この石を遠い昔のケルトの人々が立てて、それが今なお立っているのね。
古代に暦や儀式に使われた精緻で神聖な建造物。
なんだか神秘的ね。
遺跡には儀式に使った泉や住居の跡などもありました。
大西洋を望む場所に立っています。
ストーンサークルの遺跡に辿り着くまでに、キャンプマークのサインを一度見かけたの。きっと近くにキャンプ場があるでしょうと探してみると、やっぱりありました。
行って見るとオーナーはいなくて、小さな張り紙に「御用の方は隣の電話ボックスから電話をおかけください」というような内容が書かれてる。カタリが電話をかけると、夕方戻るからテントを張ってもいいということでした。
テントを張ってから食べ物を売っているお店を探しに出発。
辺りは草原ばかりの丘の上だと思っていたんだけど、海の近くに出るときれいな村があって、船着き場や屋外レストランがあった。でも、お店はなかったの。
☆きれいな村 夏の別荘地のよう
村の高台には洞窟があって、それをくぐると……
小さな可愛らしい教会が、崖に囲まれ隠されるようにして建っていました。
辺りはひっそりとしています。
中に入ると。
誰もいません。
とても静かです。
教会の脇にはベンチが置かれていました。にぎやかな海がよく見えます。
日曜日にはこの教会にも人々が集まって、海を眺めたりおしゃべりしたりするのかもしれませんね。
お店はさらに数km行った先にある、小さな入江の村にありました。小さいけれど魚市場のある村で、活気がありました。
村の商店でパスタやコンビーフなどを買い、キャンプ場へ戻ります。
☆遺跡近くのキャンプ場
ガスを使って調理。
温かいシャワーも使えて快適でした。
火を使っていると、今日見た遺跡で焚火を囲む往時の人々の生活が想われます。
今も私たちはこうして火を使い、物を食べ、眠るのね。
その夜はケルトの人々の夢を見たのを、ぼんやりだけど覚えています。
☆明日へ続く☆
☆目次へ☆