Mira&Luna's nursery lab

旅乙女と発明娘の子供部屋

ミネラルフェア「秋葉原 ミネラル マルシェ」に行きました。

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夏休みの終わりに
第5回 秋葉原 ミネラル マルシェ
                    に行ってきました。


秋葉原UDXビル「アキバスクエア」に、90店舗くらいの石屋さんが一堂に会してミネラル(鉱物)のマルシェ(市場)を開くの。
たくさんの人たちが集まってマルシェは大賑わい。魅力的な色とりどりの石たちが溢れんばかりに並べられています。
なんて素敵な市場なのかしら!


それでは、今回のマルシェで出会って家に連れてきた石たちを紹介します。


スピネル

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真っ白な大理石に埋まっているルビーのような赤色が素敵。
ブラックライトを当てるとピンクがかった鮮やかな赤色に見えるの。
ルビーと判別が難しい石なんだって。


クリオライト

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和名は「氷晶石」。
グリーンランドで発見された石で、初めは融けない氷と考えられていたんだって。ギリシャ語で「クリオ」は”冷気”や"氷"、「ライト」は"石"という意味。だから「冷気の石」という意味ね。
ほんと、氷みたいな石。
この融けない氷、グリーンランドのArsukフィヨルドのIvigtutというところにはたくさんあるのに、グリーンランド以外ではほとんど産出されないそうです。
かつてはアルミニウムの電気精錬に必要だったからたくさん採掘されていたけれど、今では合成石を代替に使うため鉱山は閉山しているそうです。
だから今では産出していない石なの。


辰砂

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人の歴史に関わりの深い石。
「朱」としての赤色顔料であり、水銀の原料。
自然水銀は辰砂の鉱床から産出されるのが一般的だそうです。
水銀の鉱山の歴史はとても古く、英語のMine(鉱山)やMineral(鉱物)はラテン語のMiniariaを語源としているといわれていて、意味は「水銀鉱山」だそうです。鉱山や鉱物の語源は水銀鉱山だったんですね。それほど辰砂は人の文化に重要な意味をもつ、歴史の深い石なのですね。
純粋なものは「丹(たん)」と呼ばれ、古く日本では「丹生(にゅう)」と呼ばれる水銀精錬を生業とする部族がいたそうです。
「朱」は鳥居や朱肉など、日本文化のあちらこちらに大切な役割として用いられていますね。

ブルース石

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和名「水滑石」。
滑石なので軟らかい。石膏みたい。
鉱物学者のアーチボルド・ブルースさんが見つけたからブルース石。
私も新種の石を見つけて、自分の名前がついたらいいなあ。
「Lunar Rock」という石はもうあるけれど。「月の石」のことですよ。
そうなると「ムーンストーン」もなんだか他人事とは思えない名前ね。

「シュンガ石」

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まるで小学校低学年の子が絵に描いたような、真っ黒い石。
こう、「石っ!」ていう感じの石。
炭素の濃度が高い鉱物で、石墨や石炭に近い存在だそうです。
「水質浄化用」と書かれていたので、活性炭のような役割をする石なのかな。

玉滴石

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「たまだれいし」や「ぎょくてきせき」と読むそうです。
オパールの変種。
玉になった滴(しずく)がそのまま固まったみたいで、きれいで可愛らしい。
実はこの石、ブラックライトを当てると……。




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黄緑色の蛍光色に光るんです!

とっっても面白い。

私のお小遣いからするとちょっと高かったんだけど、どうしても欲しかったので買っちゃいました。
ブラックライトをいろいろな角度から当ててみれば、いつまで眺めていても飽きません。
興味深い石と巡り合いました。



秋葉原のミネラルマルシェは去年も行ったのですが、人が混み合っていて熱気が感じられます。もちろんどのミネラルフェアも石好きの人たちの熱気に溢れているのですけれどね。

そして「秋葉原」と聞いてミラが黙っているわけはありません。一緒にAitendoさん、マルツさん、秋月電子さんなどなど回りましたよ。
それに今回は私たちの保護者であるカタリのスマートフォンが壊れてしまったので、スマホも探し回りました。カタリとミラがなにやら熱心に相談していて、どうやら中古品のスマホを買って壊れたスマホを直そうとしているようです。新しいものを買ったほうが安心だと思うんだけど、二人とも好奇心を抑えられないというような表情をしていたの。きっと二人にとっては新しいスマホを手に入れることよりも「自分たちで直す」ことのほうがずっと楽しくて素敵なことなのでしょう。

今回のミネラルフェアも魅力的な石たちに出会えて、とっても楽しい時間でした。



他のミネラルフェアではこんな石たちと出会いました。↓
       ★「ジェムコレクション in TOKYO」の様子★
       ★「ミネラル・ザ・ワールド in 横浜2018★春」の様子★