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旅乙女と発明娘の子供部屋

オブリガード、ポルトガル。国境を越え、旅路は再びスペインへ。ポルトガル自転車旅12日目。

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自転車の旅ポルトガル編15】
保護者のカタリと一緒にヨーロッパを自転車で旅しました。これはポルトガルでの旅の軌跡です。
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ポルトガルの旅路12日目」【ポルトガル最終日
ベジャ(Beja)から国境の町ロサル=デ=ラ=フロンテラ(Rosal de la Frontera)へ

 12日目の道のり
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日本から飛行機に乗って、アイルランドのダブリンを旅の出発地にした私たち。アイルランドの島を巡ってから大陸へとフェリーで渡り、自由な国フランスを縦断しました。その途中で巡礼者となった私たちは、サン=ジャン=ピエ=ド=ポーからサンチアゴ=デ=コンポステーラまでのカミーノ巡礼路を旅します。巡礼を終えた私たちは再びいつもの旅へと戻り、ポルトガル入り。今日までお菓子と小物が素敵なここポルトガルを旅してきました。でもこの国とは今日でお別れ。私たちの旅路は再びスペインのアンダルシア地方へと続いていきます。

☆ ベジャの町を出発
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ベジャの町のユースホステルはきれいで静かで(ほとんどお客さんがいなかったから)快適でした。近くにスーパーもあって、キッチンもダイニングも必要なものはみんな揃っていました。それに朝食付き。朝食は8:30からなので朝早くに出発はできないけれど、おいしいコーヒーが朝から飲めるのはうれしいです。それに、急ぐ予定のある旅ではないしね。

ゆっくりと時間をかけて朝食を済ませ、荷造りをします。小高い丘をそのまま町にしたようなベジャの町。丘の上には立派な塔のようなお城があって、石畳の道や教会がたくさんあって、歴史ロマンを感じられる町でした。それにきれいで便利で過ごしやすかったです。そんな素敵なベジャの町を出発します。

☆ 町の郊外の工場
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ベジャの町を出発してすぐの郊外に、工場のようなところがありました。それ以外は辺り一面コルクの幼木畑が広がっています。
工場の敷地内にたくさん置かれたあの球体は何かしら? 何かの資源を入れるのでしょうけれど、ガスか何かの気体かな? ここらへんで天然ガスが採れるのかしら? それともおっきな生き物の卵だったりして。

☆ 広い広い土地を走っていきます。
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ここはスペインの国境に近いポルトガルの土地。広い広い丘が波のようにうねって続いています。平坦ではないので、景色がみるみる変わって退屈しません。遠く地平線が見えたかと思えば、麦畑の稜線に囲まれたり、空の上を走るような道になったり。どこまでも畑の丘が続いています。

地図を見ると、ベジャの町からは小さな町を点々と辿る山道のようで、セビリアまでの3~4日は宿を見つけるのは難しいかもしれません。とても暑い土地ですが、野宿を覚悟しなければいけません。それに水と食糧がすぐに手に入るような道のりでもなさそうなので、水と食糧の管理にも注意が必要です。

☆ 広い丘と青い川
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うねる丘に青い川が映えていますね。グアディアナ(Guadiana)という名前の川でした。よく見ると川の右手に線路が見えます。木々に囲まれているから廃線かしら? 地元の人々の貴重な移動手段なのかもしれないし、もしかしたら何かの資源を運ぶ路線なのかもしれませんね。

☆ お城のあるセルパ(Serpa)の町
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グアディアナ川を越えると右手にお城のあるセルパの町が見えました。道は町の横を通っていたので、私たちはそのまま寄らずに通り過ぎました。この辺りには中心にお城があるという町が多いです。これまでの歴史の中で、多くの戦いが行われてきた土地なのでしょうね。

☆ 郊外のお城
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こちらはセルパの町の郊外にあったお城。戦いのためのお城というよりは、貴族や地主の居住用のお城かしらね。こんなお城に住んでいたらどんな気持ちになるかなあ。楽しい? 淋しい? お掃除が大変そう。

☆ 不思議な花
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道端にときどきこのお花を見かけました。茶色く枯れた草地の中に、点々とお花だけが咲いているの。きのこみたいに地面のすぐ近くに生えて(咲いて)いて、まるでそこに落ちているみたい。それが点々とある。緑色のまるでない茶色一面の中に藤のような色がとても奇妙に目立っていた。葉や花の形からするとアザミの仲間かな。真ん中の白い部分はふわふわの泡みたいで、見たことのない、不思議な花。

☆ 走りやすい道でした
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とても暑い日でしたが、道は楽しく車も少なく、走りやすかったです。国境を越えてしばらく行くと山道になるだろうと思い、今日は国境近くに宿があるといいねと話していました。
セルパの町に寄らなかったのでずっとお店に出会わなかったのですが、Nova de são Bento という町の中をぐるりと回るとようやく商店を見つけることができました。オレンジジュースを買って休憩です。この日はベジャを出てからお店を見たのは、ここと今夜の宿泊地だけでした。

☆ とうとう国境へ
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そしてついにスペイン国境に到着しました。
昨日ベジャのお城のてっぺんから遥か東を望んだ時に、平原の中にぽっこりと出た山が見えたのですが、国境はその山のふもとにありました。
国境を挟んで各国側に数km離れて町があります。ポルトガル側の町では町の横を走る道を通ったので、宿も見当たらず、そのまま通り過ぎました。

☆ ポルトガル国境
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国境を過ぎて振り返れば、ポルトガルの看板が見えます。
ポルトガルではポルトー、サンタ=マリア=ダ=フェイラ、コインブラ、ベジャなど、素敵な町と素敵な人々に出会いました。聖地ファティマとの巡り会い。可愛らしい小物やタオルやチャーム。それから砂糖のかかった黄色いパン。魅力的なものがいっぱいの国でした。
オブリガード、ポルトガル。また来るときまで、さようなら。

☆ アンダルシア地方
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ここはスペインのアンダルシア地方。アフリカに近く、異国情緒と平原と羊飼いの土地。というイメージがあります。私たちの愛読書、パウロ=コエーリョの『アルケミスト』に出てくる少年サンチャゴが羊飼いをしていた土地で、私がずっと夢に見てきた土地です。

☆ ロサル デ ラ フロンテラ
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国境からしばらく行くと、小さな町に到着しました。ここスペイン側の国境の町は「ロサル デ ラ フロンテラ」といいます。
端から端まで500mくらいの小さな町ですが、建物が立派できれいな町。飛行場や船着き場や駅の近くの町には宿があることが多いですが、国境近くの町にも宿があることが多いんです。とてもちっちゃな町だとしてもね。このロサルの町にもあるかな。

☆ 中央広場             ☆ 住宅地の向こうには平原が広がる
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中央広場には役場、教会、銀行、レストランカフェがあります。そして広場の脇道には小さめのスーパーとバーがあります。
中央広場から町の端まで見渡せるほどの広さ。かわいらしい町です。

☆ 役場と教会
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スペインに入り、建物の雰囲気がポルトガルとは異なる印象を受けます。気のせいかもしれないけれど、やっぱり国ごとに特有の空気というものが、人の暮らす場所にはあると思うの。

☆ タバーン(酒場宿)
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ロサルの町を見まわしているとき、バーに宿のマークを見つけました。ベッドの絵の描かれた看板と、入口の脇には「P」と一つ星の印。「P」はペンションを意味していて、一つ星は安宿を意味します。どうやら1階がバーで2階が宿になっている「酒場宿(タバーン)」みたい。私たちは旅の中で度々タバーンに泊まっています。カタリがタバーン好きなんです。

☆ きれいな部屋           ☆ バスタブ付バスルーム
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このロサルの町を過ぎると山道に入り、次に宿が期待できそうな町は40km程先です。私たちはバーに入ってカウンターのお姉さんに尋ねました。するとダブルベッドの部屋が35€で空いているそうです。家族だもの、ダブルベッドでも構いません。私たちは宿泊することにしました。
2階に上がって部屋を見てみるととってもきれい。今回の旅で一番きれいな宿なんじゃないかな。バストイレ付き。Wi-Fi 完備。バスルームにはバスタブもありました💛

☆ 宿の通路             ☆ 階下への階段
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宿の中はとってもいい香りがしました。ソファやクッションも置かれて可愛らしい。店の奥には地下への階段があって、自転車はそこに置かせてもらいました。地下はどうやらパーティなどで使うホールみたい。

☆ バル               ☆ いろいろなお酒
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1階に降りるとそこはバル(バー)。アイルランドでいっぱい見た光景です。でもここは砂漠の中にある町なので、どこか西部劇に出てくるバーの雰囲気にも似てる。ビールは一杯1€。ダーツゲームもピンボールもオレンジジュースも1€。さっそくビールを注文したカタリ。同じ1€の私のオレンジジュースを見てなんだか満足気ね。

☆ 部屋からの景色
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この日、日本を出発してからの総走行距離が5,000kmを越えました。
スペイン入りしたので時間も+1時間になり、日本との時差は再び7時間になりました。
この日の気温は38℃。乾燥した土地だから、お洗濯した服は日陰でも1時間で乾きました。
今夜はお風呂に浸かって、広い部屋でゆっくり眠ります。カタリはしばらくバルでお酒を飲むのでしょう。

こうしてポルトガル最後の一日は居心地の良いタバーンに落ち着いたところで終わります。私たちが旅の中で感じた喜びや苦労やロマンを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
ポルトガル編の記事はここまでですが、私たちの旅はまだ続きます。
良ければ他の国での旅の記事も訪問してみてください。
それではまた。
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昨日の日記
miraluna.hatenablog.com


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        f:id:miraluna:20200806175312p:plain:w100フランスの旅
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