Luna
金色の蛙。
蛙と言われれば蛙だけれど、見方を変えれば金色のものに目を付けただけでもあるわね。
河原に転がっている石なんかは、たいていは目を付ければ蛙になるんじゃないかしら。
見方を変えただけでまるで違うものやことになるということは、よくあることよね。
何でもないと思っていた食べ物の製造過程を知ったらとっても美味しく感じられるようになったとか、無機物の石に目を付けただけでまるで生き物に見えたりとか、苦しいと思っていたことが実はとても恵まれた環境だったりとか。
行き詰まったときに見方を変えてみるのは、試す価値があると思うわ。
もしあなたがその気になって見方を変えれば、世界だってひっくり返せる。
そのために世界のすべてをひっくり返す必要なんかなくて、自分自身が逆立ちをすれば世界はまったくさかさまなものになるんだもの。
そうでしょ?
「そのさかさまはいかさまなさかな」? なんのことかしら?