初代ニンテンドーDSがジャンク屋市場からなくなった!? 生産終了ゲーム機の値上げが止まらない訳。
Mira
「こないだまで100円とか300円であんなにいっぱい売られてたのに~。初代DSが見つからない!」
🎮 初代DS→
ミラです。
このブログは私とルナが書いてるんだけど、校正とか管理とかは保護者のカタリがやってくれています。あーせい校正って🐷。カタリはファミコン世代の人で、いつも私が作ったちびゲーム機のテストプレイヤーになってもらっています。レトロゲームもいろいろ持っているの。そんなカタリからこの前ゲームボーイアドバンスSP<GBA SP>を直してほしいと依頼されました。ゲーム機の修理? まかせといて🍓
調べてみようと電源スイッチを入れても電源がそもそも入らない。これはきっと電源系統ね。断線の可能性もあるけど、ゲームボーイアドバンスSPはリチウムイオンバッテリーを使っているから電池パックが一番怪しい。リチウムイオンのバッテリーは古くなるとよく使えなくなるから。(↓ こんなふうに)
🐢 4つのうち3つが使えなかったときの記事→「MP4プレイヤーの修理」
🐄 それを10円で買ったときの記事→ 「10円1円のもってけドロボー価格」
さて、それではリチウムバッテリを調べましょう。
電池パックはGBASPの裏にある蓋を開けると取り出せます。蓋のねじは精密ドライバが必要な小ささ。さあ、中はどうなっているかな?
Σ(°o°)/ わッ
こ、これは......。
取り出したリチウムイオンバッテリは、ぱんぱんっに膨らんでた。こわ(;~;🎀い。リチウムイオンバッテリは、加熱、過放電、過充電で「発火・爆発」の恐れがある。ってよく書いてある。こんなぱんぱんでだいじょぶなの? ダメだよね。だいじょばないよね。
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そんなわけで、バッテリーパックを交換することにしました。
電源が入らなかった原因は、あのぱんぱんに膨張したバッテリーパックで間違いないでしょ?
そこで私はバッテリーパックの入手先について調べてみました。
こんなときには、ジャンク好き・電子工作好き・修理好き・そして分解好きの
「ジャンクハッカー」は決まって正規品以外から入手しようとするものなの。特にジャンク品や海外品から。なんでかしらね? けちなのかしら?
そんなわけで”ジャンクハッカー”ミラchen(ヒェン)は任天堂さんのページより先に、互換性のある代用品から探し始めました。
するとあっという間にビンゴ。ありました。どうやら初代の「ニンテンドーDS」のバッテリーパックと互換性があるみたい。ちょっと工作が必要みたいだけど、簡単にできそう。これは初代ニンテンドーDSのジャンク品をいくつか手に入れれば、まだ使えるバッテリーパックも手に入るはず。確かハードオフのジャンク品コーナーで100円とか300円でいっぱい売ってたな。よし、これは簡単に直せそう🍅
......そう、思っていたの。そのときは......。
🐲 ジャンク品の「初代ニンテンドーDS」が見つからない 🦄
ミラ=ビター
Grrrrr...。どうしてよー。
あれから5軒もジャンク品を売っているお店を見て回ったのに、1つも見つからない。去年かおととしにはあんなにたくさん見かけたのにぃ。
そういえば「DS Lite」も見かけなくなった。DS Liteも500円でいっぱい見かけたのに。今回探して見かけたのは、修理されて3000円とか5000円になっている美品ばかり。バッテリーパックを部品取りするために3000円の美品は買えないわ。
そんなわけでインターネットで互換バッテリを買うことにしました。
これです。→
小さなプラスドライバもセットになっていました。かわいい。
形、大きさ、接点の位置、しっかり互換品。古いほうはやっぱりぱんぱんね。
そして交換。裏の蓋のねじをTinyプラスドライバで外して。
ちょちょいのちょい(∂, ∂🎀y
修理完了🍎
無事にゲームボーイアドバンスSPを直すことに成功しました。
まぁ、電池交換しただけだけどね。入手までが大変だったもん。
今回軽い気持ちで自分の趣味の品の修理を私ミラに頼んだがために5軒もジャンク屋さんを車ではしごする羽目になったカタリ曰く、カタリのように昔遊んだおもちゃなんかを懐かしんで大人になってから集めたり遊んだりするコレクターはたくさんいるんだって。レトロなめんこやブリキのおもちゃがヴィンテージ品になっているように。経済的にも時間的にも余裕が出てきた"初代DS世代”がそういう趣味を始めたのかもしれないな。だって。そうなの? でも確かにわざわざ生産終了した古くさくて値の張るゲーム機に高いお金を出そうとする人なんて、しかも出すことができる人なんて、限られてくるのかもしれないね。再びカタリ曰く、趣味のことだから生産コストに見合っていない額でもお金を出すし、需要があるから手間をかけてでもきれいに修理をする。たとえ価格や手間が大袈裟でも、買う方も売る方も得だと感じられる。趣味の市場だよ。だって。そんな市場ができあがっちゃったら私みたいなジャンク市場頼みなお小遣い受給者ジャンクハッカーにとってはまたパーツを手に入れにくくなる要因ができちゃう。はぁ。
そしてまたカタリ曰く「大人買いをする大人は大人になった自分に買うんじゃない。きっと子供時代の自分に買うんだ。」ですって。だったら今まさに子供時代な私に買ってほしいものね。
生産終了したゲーム機も、ヴィンテージのついた古い道具も、いつの時代も値上がりするのは、そういった”子供時代の自分にごほうび”を買い与える大人がいるからかもしれないわね。それって大人買いされる子どもにとってはほんのちょっと迷惑な話だけど、誰も傷つけない、誰からも奪わない、ロマンチックでノスタルジックで素敵な「贅沢」なのかもしれない。なんてね。
ミラでした。
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