透過ディスプレイの自作。デジタルフォトフレームを透明液晶化します。
Mira
デジタルフォトフレームを透過液晶化!
透明ディスプレイに改造します。
ずうっと前にデジタルフォトフレームをVHSのケースに入れて
「携帯映画館」を作りました。 リンク→🎀
SDカードかUSBメモリにデータを入れれば、「音楽」「画像」「動画」を視聴できるの。カレンダーにもなるのよ。
今回はこのディスプレイを透明な透過液晶ディスプレイに改造します。
◆「携帯映画館」
これがずうっと前に作った携帯映画館。作ったといっても、中古のデジタルフォトフレームを300円で買ってきて、分解して箱に収めただけなんだけどね。VHSのケースに入れたところがお気に入り。
箱を開いて電源をつなげば動画などを見ることができる。動作電源は5vでUSB接続にしてあるから、パソコンからでも電源をとることができるし、モバイルバッテリからでも車のシガーソケットのUSBからでもとれる。うちの車は私たち(ミラとルナ)が後部座席でもUSB電源を使えるように配線を引いているので、車の中でもモバイルバッテリなしで使えるの。
電源を入れたところ。メニュー画面ね。デジタルフォトフレームはけっこう古い型のものだと思う。それでもちょっとしたガジェットとしては十分な画素数だと思うわ。右上の基板はコントローラです。
映像はこんな感じ。好きな動画を見ることができるの。ただし動画のファイルはAVIかMPEGという種類の拡張子じゃなきゃいけないので、他の拡張子のデータ(例えばMP4とか)の場合は変換してからSDカードやUSBメモリに入れる必要がある。それがちょっとした手間ではあるわね。写真はJPG、PNG。音楽はMP3に対応しているから、こちらはよく使われている拡張子ファイルね。
中はこんな感じです。メインの基板とコントローラ基板、ディスプレイ、スピーカ。スピーカは小さくて音が悪いので、もう少し音のいいスピーカに替えたいな。
透過ディスプレイにするために手を加えるのは、ディスプレイだけです。金属の枠の周りにある「爪」をマイナスドライバで外していきます。
枠が外れました。
枠の中には液晶画面とバックライトパネルが入っています。液晶画面は何枚かの板が合わさっていて、くっついていました。偏光シートとかを外す必要があるのかと思っていたけど、くっついているのでそのまま使います。
バックライトパネルは光を出すためのもので、映像は液晶画面のほうに映し出されます。
今回「透過液晶化」と言っているけれど、要はこのバックライトのパネルを外して後ろが透けるようにする、というだけのことなんです。
液晶画面だけにすると、ほら、透けてるでしょ?
この状態で画像を映すと......。
透過ディスプレイの完成ね。
水槽のようにクリアな透明度ではないけど、透明な画面に映像が映ってるのってかっこいい。
画面の後ろに置いてあるのはこんなもの。
後ろに置いたドライバやボールペンが見えるでしょ?
半透明といったところかな。
透明なディスプレイは本当に透明だもんね。こんなの→ 透明な例へのリンク
携帯映画館の透過液晶ディスプレイ化は大成功。
でもこれの用途はまだ思いつかないの。どうやって使ったらいいかな。
🎀動画はこちら🎀
透過液晶ディスプレイを作ろう
作製・紹介はミラでした。
🎀ミラの部屋へ🎀
※ 追記:) この後、液晶画面を加工して、半透明だったものをかなり透明にしました。詳しくは ↓ の記事で。
miraluna.hatenablog.com